ベルトレンチがエネルギー問題を救う


ご家庭で最も頻繁に発生する問題でありながら、根本的な解決がいまだ発見されておらず、人類最大級の難題とされている「瓶のフタ問題」については、皆さんもよくご承知のことであろうと思う。そう、「瓶のフタが堅くて開けられない」という例の問題である。

この問題は「瓶のフタ」が発明されてからというもの世界中で問題となっており、今日でも変わらずその猛威をふるっている。瓶のフタ問題が人類のエネルギーをどれだけ無駄に浪費しているかという事についてはさまざまな試算がなされているが、確実な数字はない。一つ確実に言えるとすれば、瓶のフタ問題が解決すれば、今世紀いっぱい、人類はエネルギー問題の心配をしなくても大丈夫、そのくらい重大なエネルギーロスが瓶のフタによって生じているということだ。(フタをしなければいいじゃないか、という意見についてはここでは黙殺することにしよう)

私などは時々思うのだが、こういったご家庭の問題に対して、人はよくさまざまな家庭的アプローチを試みる。曰く、「フタを温めることで膨張し、事態に0.2%の改善が見られた」だとか「輪ゴムを巻き付けることで、力の伝達に明らかな差異が見られる」とか「旦那に頼んだら三日かかって開けてくれた」とか「ガンダムハンマーで瓶ごとかち割った」とか、挙げ句「断食の末に開いた」「鰯の頭を玄関に飾ったら開いた」「木星が宝瓶宮に入ったら開いた」といったようなことである。

なぜ彼らは専門家の意見を聞こうとしないのだろうか。専門家たちはさまざまなツールを秘密裏に開発しており、その一部は、ホームセンターや東急ハンズで手に入れることができる。場合によっては、ちょっと気の利いたキッチン用品の店で手に入ることさえある。
今回も専門家たちは、こういった「ごつくて手で開けるのが面倒なフタ」のために、ベルトレンチというものを開発していた。彼らがエネルギー問題について楽観的なのは、そのせいである。

picplz+2012-02-13+20.19.19.jpg私が購入したものはキッチン用品として入手したもので、レンチの絵の部分をおのれの軸の周りに(斧だって?)くるくる回すことによってベルトを長くしたり短くしたりすることができる。ベルトを伸ばして瓶の蓋が入るだけの長さを確保したら、ベルトを縮めてぐいぐいと締め付ける。ベルトの内側はゴム張りになっており、ただならぬ締め付け力を発揮する。そこで、ハンドルを握ってぐいとフタの回転方向に回すと、アブラカダブラ、いかなる堅いフタであろうともくいと開く。

今日もゆず茶のフタを開けるためにベルトレンチの力を借りた。今回少々堅くて手こずったが、所詮ベルトレンチの敵ではない。開いた後でよく見たら、Close方向に回していた。恐るべしベルトレンチ。恐るべし俺の勘違い。

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