収納ボックスの天下統一 ――天馬「ロックス 530M」

■天下統一は、さながら夢幻のごとくなり

人類にはすべてのものを統一したいという荒々しい衝動がある。
例えば家庭用電源の50Hzと60Hzはさっさと統一して欲しいし、それを言ったら電圧は国際的に200Vに統一した方が便利だし、電源プラグだって世界中統一して欲しい。
バリエーション・多様性が工夫を生んだり、適応を高めたり、アイデアを刺激したり、 需要を増したり、 という場面はたしかにあるのだが、消費者としては簡単に統一してくれた方が都合が良かったりする。

紙のサイズなんつーのも、いろいろ多様性とか文化背景とかあるのかもしれないけど、さっさとA判型で網羅的な体系にして、それ以外のサイズで書類や書籍作ったら死刑、ということにしたら、ファイリングもだいぶ簡単になる気が致す。
名刺とか切符とかもA判型。いいじゃん、どうせ海外の名刺より微妙大きいんだし。A判型にしちゃおうぜ。

とか思っていても、民主主義ではそんな横暴な統一、無理なんだろうな。専制国家の君主だったらやってみたいな。 ←自分が君主になる想定らしい

■収納ボックスの統一

そういうわけで収納ボックス
箱って、いろんなサイズがあって、バラバラに集めていくと、雑多になって宜しくない。何か一つの基準を以って統一することができれば、スタック(積み上げ)たりするにも効率いいし、見栄えもよかろう。
何を以て統一すべきか。それは部屋の中で最大派閥になっている収容物を基準とすべきだ。どうせ何を基準にしてもあふれるものはあるんだよ。だったら最大派閥で割り切ってやろうじゃん。私の部屋なら多分紙。そう、A判型だ。

A4判型が入る収納箱

A判型がびしっとぱちっと入るサイズの収納箱を探していたら、近所のビバホームで天馬の「ロックス530M」を発見した。530Mってのは内寸530メートルではなくて、SMLの3サイズがあるってことのようです。コンバトラーV(身長57メートル)が8~9台も入る大きさ、必要ないもんね。530が何かって? mmですよ。

この530Mが、計ったようにA4がぴったし入る。

 ●容量(L):33●色:クリア●外形寸法(mm)間口×奥行×高さ:530×390×243●有効内寸(mm)間口×奥行×高さ:446×332×218●フタの溝を利用して、バンド・紐掛けができます。●丈夫な作りで積み重ねても安心してお使いいただけます。

有効内寸がW446×D332×H218。A4判型が、297×210。つまりDとHがちょうどA4になるので、A4横をずらっと並べて入れることができる(背が天面になるイメージ)。一方で、Wにもご注目頂きたい。446ってことは、210のちょうど2倍強。ということは、A4判型を表紙見せで2山、並べて入れることもできる(表紙が天面になる)。このフレキシビリティ、まさにA4書類を入れるためにあると言ってよかろう。若干余裕があるので、クリアファイルに入れた状態でそのまま突っ込めるところもグッド。魂を賭けよう!

ちなみにAmazonでは2000円とかしちゃうけど、ビバホームでは1470円だった。2つ買ったのでおよそ3000円。

■使い心地

頑丈でスタックできる、というのが本当に心地よく、もうね、引っ越しのダンボールに入れっぱなしとかありえんよ。こんな快適だとは思わなかった。このまま引っ越しもできるくらい。透明なので中身が見える反面、たぶん色あせとかしちゃうんだろーなー、とは思うものの、まぁもとよりそんなに書類書籍を厳密に管理してたかぁ?と言われるとごもっともろくもっとも縦横もっこう鬼ごっこではございますが。スキャナを使って書類を今後減らしていく予定なのでA4判型を入れる量は減っていくかもしれないけど、その場合でも鞄とかCDのたぐいとか、いろいろ入れられちゃいそうなので、非常にオススメです。

目下、裁断機の台にできちゃうくらいがっしり。安全性からいったら、あんま人に勧められるこっちゃないけどね。

ロックス530M

収納ボックスの天下統一 ――天馬「ロックス 530M」

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