ニョロを英語で言えますか? ――範囲の表記


「~」という記号をずっと「なみ」で変換していたんだけれど、「Shift+^」で「~」が出ることに気づいたのは齢30も超えてから、であった。

閑話休題(それはさておき)。

会社で英語版の製品カタログを作っていてはたと立ち止まったのは、英語において、「10cmから15cm」というのをどう書くか、という命題であった。あの例の「英語で言えますか」とかなんとかいう本を思い出しますな。言えませんとも。

「~」は2バイト文字なので、アレを使うのは海外ではなじまないような気がしたのである。わかってはもらえるだろうけどさ。もっと海外スタンダードな表記があるはずじゃないか。
前回は、過去のカタログなどをあれこれ見た結果、「10 – 15cm」とした。

今回、再編集をすることになり、またも考え込んでいた。角度、温度はどう表記するか? というのが今回の問題で、海外メーカーのカタログを見ると、いろいろある。
「0 – 100°C」
「0° – 100°C」
「0°C – 100°C」
「0° … 100°C」
同じメーカーの一冊のカタログの中でさえ表記がバラバラだった。工業界にまともな編集者が不在なのは間違いない。

「度」表記の小さい○は、「分」を表すアポストロフ(例えば、135°22’)と同様、数字の右肩に付随するもののような気がする。セルシアス(セッ氏)を意味するCと○は、本来は、離れているものだったのではないか。だとしたら「0° – 100°C」は納得がいくが……。

悩んでいたら後輩が調べてくれた。
「~」が使える国内のJIS規格では「10~15cm」らしい。「10cm~15cm」は許容。「10 – 15cm」は不可。えー、不可なのかよ。
温度についても、JIS推奨は「10~30 °C」、JIS許容は「10°C~30 °C」。
国際規格は「0°C to 100°C」らしい。えー、じゃあcmだって「10cm to 15cm」が正解か。

どっちにしろ、間にハイフンを入れるのは流行らないとわかった。たしかになぁ。マイナス記号と紛らわしいもんなぁ。今回も苦労したし。次回は、10cm to 15cmに改めるか。

細かく見るとJIS規格自体も若干首をかしげるようなのもあり
> 立方体を表す場合(例 1 参照)例 1 80mm×25 mm×50 mm(80×25×50 mm とはしない。)
ってそのココロがわからん。80m×25cm×50mmと混同するからってこと? んな奴ぁいねぇ!

JIS Z 8301:2011 規格票の様式及び作成方法

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