『人を動かす』を引用しようとしてむしろ反省した話

某所で苦言を呈した際に、引用しようと思って、Evernoteで自分のメモを探した。探すのは名著『人を動かす』の要約メモである。

この『人を動かす』という本は、結婚した頃、カミさんの本棚にあったのを読んだのだったが、私がなんとなく考えていたことがきちんと整理して綺麗に書かれていて、自分の感性にぴったり合う本だと思った。それで、だいぶ詳細な要約を書き取って、仕事で使うA4のルースリーフに書き出して日夜(というか会社で)持ち歩いているほどだ。

検索するとメモはすぐに見つかった。「すべてを記憶する」がキャッチフレーズのEvernoteの面目躍如だ。

引用するために中をのぞいて、てきめん凹んだ。人を変えるのに「苦言を呈するべし」とは書いてなかった。

P27
人を批評したり、非難したり、小言をいったりすることは、どんなばか者でもできる。そして、ばか者にかぎって、それをしたがるものだ。
理解と、寛容は、すぐれた品性と克己心をそなえた人にしてはじめて持ちうる徳である。

ぐうの音も出ない(苦笑) もう苦言は呈してしまった後だったが、できるだけ丁寧な追記を書いて送信ボタンを押した。

毎日持ち歩いていたって、身になっていなければ何の意味も無いな。

もう寝よう……。

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