日本語の「は」が常に主語というわけではない(そしてわたしは新聞じゃない)


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会社で、英語を専門的に学んだことのない子の英語を見ると、大抵この間違いが多い。日本語の「は」を主語にしようとして英文が壊滅してしまう。これは日本語の理解の弱さがそのまま英語力の弱さになってしまういい例だ。別にこの社員が特に日本語に弱いとか、日本語がしゃべれないとか言うわけではない。日本人の大半は、自分がしゃべっている言語を文法的に理解していないのだ。

「ここでのドライバーはプラスを使います」が一つの例で、「ドライバー」はこの文の主語ではない。述語「使います」の行為者たりえないからだ。この「は」は「については」とか「に関しては」という、関与を示す用法なのだ。

行為者はドライバーを使う人物(話者か読者か)であるから、「I use a phillips screwdriver here」とか「You use a phillips screwdriver here.」とか書くのが訳文になるだろう。

私がこの関与の「は」について学んだのは、大学の授業、たぶんあれも英語の授業だったと思うのだけれど。「私の姉は、男です」という日本語が成立する文脈を想定せよ、という質問が非常に面白かったので、よく覚えている。一見すると不可能なようだが、しかし日常でこうした表現は利用されている。

妊婦Aに対してBが言う
B「私の姉も妊娠しているんです。お腹の子の性別はもうわかりました?」
A「女です」
B「そうですか。私の姉は、男です

2015-09-26(土)追記

Tokyo Shimbun
× I am the Tokyo Shimbun.
訳の例としては My favorite is Tokyo Shimbun. / For me, Tokyo Shimbun is the best. / I take the Tokyo Shimbun.など。

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