『甘える技術』高畑 好秀


図書館でふと目に止まって読んだ本。人に甘えるの、どうも苦手なんだなぁ。誰かに頼み事をするとか、他人の作業を増やすとか、そういうの、なんだか申し訳なくて、やりづらくって、ついつい、自分でやろうとしちゃう。それが編集者になれないな、と思った理由でもある。編集者って、人に頼み事をする商売だからね。
この本を読んでみると、「よし、甘えてみよう」という気にさせてくれる。読んだ甲斐があったってものよ。ただ、技術を知ることと、実践することは違うし、ことに心性の問題は、よほど気をつけてないと、すぐには変えられないし。甘える人になるのは、まだまだ先かな。


この本は2~4ページ程度のセクションが集まってできている。大まかに3種類の情報があるかな、と思った。
1)あなたが甘えることができない理由。
あなたが甘えられないのは、こんなふうに考えているからでしょ。でも、それは間違いで、本当はこれこれこういう理由で、人に甘えるべきなんだ、という内容。
2)実際に甘える時にはどうすればいいのか。
こうすれば甘えやすい、こうすると相手も引き受けやすい、甘える側甘えられる側双方が気持ちよく、最小限の負担で甘えを発揮できるコツ。
3)甘えることによって、どんな結果を生むのか、どんな効能があるのか。
特に僕にとっては1)が重要だった。甘えられない性格そのものの問題点を、きっちり指摘してくれている。
以下、心にとめておきたい点を抜き出してメモしておいたもの。
◆甘える勇気・決断力を持つ。
> このような判断(他人に仕事をフれない)はあいてを気遣っているのではなく、自分自身のなかに勇気や決断力、状況判断力といったものが足りないことが原因です。
◆相手と利害を一致させる
> 誰かを自分の味方に引き込むときに重要なことは、利害を一致させることです。
◆積極的に人を紹介する
> 引き合わせ上手な人は何ごとにも積極的で、常に前向きです。
◆頼むなら「会う>電話>メール」
> メールよりは電話、電話よりは直接会う。あるいは、直筆の手紙をしたためるのも、先方の心に訴えかけるものがあります。
◆断定調で頼む/逃げ道を与えない
> こういった状況では、おうかがいを立てるスタンスではいけません。断定調でズバッと頼んだ方がいいのです。「これ、できるよね」とか「大丈夫ですよね」という言いきりの話法です。
> (中略)
> 人間は不安定な状態を望まないという本能を持っています。頼まれた方も、依頼された内容が自分で解決できるのかどうかという以前に、依頼そのものを受けるべきかどうかと迷っている自分がイヤなのです。
> (中略)
> 甘える相手に逃げ道を与えるような間を与えてはなりません。
◆プライドをくすぐる
> 相手のプライドをくすぐることは「甘える技術」のなかで一番忘れてはならないことです。
> (中略)
> 自尊心を満たしてほしいというサインを見逃すことなく、敏感に察知することが甘えるためには必要になってきます。
◆健気さをアピールする/努力をアピールする
> 本人がなんとか懸命にやっている姿を見れば、手を貸したくなります。

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