『ブラザーズ・グリム』テリー・ギリアム監督、マット・デイモン、ヒース・レジャー、モニカ・ベルッチ


魔女退治ペテンで小金を稼いでいたグリム兄弟は、悪行を暴かれてにっちもさっちもいかなくなり、恩赦を成功報酬として、少女が連続で消える森の秘密に挑むことになる。


日本語版の予告編はなんかかっこいい兄弟が森の謎に挑む勧善懲悪みたいな雰囲気を醸し出しているが、実際には小悪党の二人が恩赦目当てにいやいや挑む、という感じ。英語版の予告編は忠実に小悪党な感じを出している。日本語版の予告編はちょっとあざとい。
物語は若干詰め込みすぎかもしれない。映像はいいんだけど、お話がちょっと雑然としている。あと、ホラーにちょっと寄りすぎた感じがある。ホラー映画じゃないんだから、もうちょっとドラマとか、ストーリーに凝ったら良かった。魔女の秘密とか兄弟の確執にテーマを据えて、そこに時間をさいた方がわかりやすくて良かったと思う。まぁ、その雑然とした感じがギリアムらしいのかもしれないけど。カタパルトみたいなギミックに凝っちゃうとこも。
映像は美しくできあがっているけれど、その映像美に惚れるというよりは、ギミックの面白さ、細かいギャグや遊びを楽しむのがオススメの楽しみ方。小悪党の二人が、跳ね板やカタパルトなどB級のペテン道具を駆使して呪われた塔に挑む……と思えば、ギリアムらしさを楽しく見られるという気がする。

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