「ドリンクフリー」ムーブメント


仕事上、上半期の私の成果はいくつかあるけれど、自分で一番気に入っている成果は「ドリンクフリー」というムーブメントを残したことだ。どういうことかというと……

会社の給湯室に、給茶器が置かれている。カップ置いてボタン押すとお茶とか出てくるアレな。3種類のドリンクをサポートしているけれど、コーヒー、緑茶、ウーロン茶がセットされている。紅茶がない。

会社で紅茶を飲むために、ティーバッグを持って行く。で、同じように紅茶を好きな人がいると「どうぞどうぞ、自由に飲んで下さい」てなことを言うし、言われた方も「あ、じゃあ次頂きます」てなことを言うんだけど、これがなかなか自在にはならない。遠慮が出る。人のものを勝手に手にとって開けて飲むということには、なかなか抵抗がある。

そこで、ふと思いつき、「箱にDrinkFreeと書いてあるものは、自由に飲んでいいということにしましょう」と宣言した。これは会社の社内チャットにも書いて、告知した。(先にチャットが定着していて、告知スペースがあったということも大きい)

そうしたところ、これが思いのほかヒット。みんな自分の好きなものを手にとって飲むようになった。箱に「DrinkFree」と書いてあれば、手に取る時も「人のものを勝手に手にとって開けて飲んでいる」という罪悪感は軽減される。私もDrinkFreeのものをたくさん提供したし、人のをたくさん飲んだ。他の人もお互い楽しんでいる。最近では棚に「DrinkFreeコーナー」ができて、そこにあるものは自由に飲む、というルールができつつある。梅こぶ茶などバリエーションも増えた。

このムーブメント、幸いなことにコストはほとんどゼロだ。個人で飲みたいもの、提供したいものを持って来て、外にマジックでDrinkFreeと書くだけ。ほとんどなんの労力もかかっていないけれど、紅茶を(あるいは梅こぶ茶を)楽しむ人にとっては、非常に快適でストレスのない状況を実現した。
コストゼロで、ストレスを低減でき、みんなの楽しみが増えた。こんな素敵な工夫・改善はなかなかないと思うのだ。

来年も、こういう楽しくローコストのムーブメントを、たくさん考えることができたらいいな、と思っている。「ビジョンを見る人」ならではの工夫を発揮したい。

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