自分が今どのランクに属するのか、それは相手が教えてくれるんだ。鏡のようにな。――島本和彦『挑戦者』より

「いいか、ボクシングにも人生にもランクってもんがある。
生まれた時から決まってるもんじゃあなく、自分の力で上がったり下がったりできるもんがよ。
自分が今どのランクに属するのか、それは相手が教えてくれるんだ。鏡のようにな。
(中略)
目の死んだやつの相手をしていりゃ自分の目だってくもってくるさ。
次はチンピラだの酔っ払いだのとどんどんランクを下げていきゃ
自分がいやにもなるわな……」
――島本和彦『挑戦者チャレンジャー』より

ボクシングトレーナーが、路上で人を殴り続けてきた主人公に語る言葉。

誰だって、戦う相手のランクを下げる方が楽だ。
だが、それは自分のランクを下げることと同義だと、この言葉は教えてくれる。
ワンランク上の相手と戦うことによってのみ、自分のランクを上げることができる。

しんどいね、正直(苦笑)

自分が今どのランクに属するのか、それは相手が教えてくれるんだ。鏡のようにな。――島本和彦『挑戦者』より

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