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ThunderbirdとClieのアドレス帳を同期(Sync)しようとして文字化けした顛末

Thunderbirdのアドレス帳とPalmのアドレス帳を同期するコンジットを発見。使ってみたら、文字化けした上、復帰もままならぬという有様。
同様の憂き目に遭う人がいないとも限らないので、ここに記す。


Thunderbirdの公式サイトのアドオンを見ていたら、Palm Sync 機能拡張というのがあった。またの名をAddress Book Palm Syncとかいうらしい。インストールしてSyncしてみたんだけれど、Thunderbird、Palm共に文字化けして使えないことがわかった。Palmの機種によってはうまくいくこともあるみたいなんだけど、Clieだとどうも相性が悪いらしい。

で、問題はその後なんだけど、とりあえず、Address Book Palm Syncをアンインストールする手段はない。このインストールは不可逆であり元に戻すことはできないのだった。(公式サイトに警告はしてあったはずだが?)

このままでは、アドレス帳は元に戻らず、一生データ文字化けの状態で使うか、半角英数字のみで使うか、もういっそ使うのをやめるか。

というわけで、ここからAddress Book Conduitを回復するための長い旅路が始まる。

まず、Palm Desktopごとアンインストールし、CD-ROMから再インストール。
これで解決するかと思われたんだけど、HotSyncマネージャを開くと、Address Book Palm Syncが居座っている。ぬぬぬ。

ユーザデータを含むフォルダを完全削除してみたりもした。
それでもどうしても消せない。

HotSyncマネージャを開くと、何事もなかったかのように、Address Book Palm Syncが居座っている。

一体、どこにこいつはこびりついているんだ?
CドライブのDocuments and Settingsの中をさらってみたりもした。
でも、やっぱりHotSyncマネージャを開くと、何事もなかったかのように、Address Book Palm Syncが居座っている。

絡め手に回ることにした。
ダウンロードしたThunderbird用の拡張palmsync.xpiを解凍ソフトで解凍。
xpiファイルは実質的にはzipなので解凍できる、と前に聞いていたのが役立った。

フォルダの中のファイルを一個ずつ検索。
CondMgr.dll
HSAPI.dll
install.js
mozABConduit.dll
palmsync.dll
palmSync.xpt
PalmSyncInstall.exe
PalmSyncProxy.dll
調べた結果、これらのファイルはThunderbirdのフォルダと、Thunderbird/componentsフォルダの中にインストールされていた。
道理で、Clie関連のフォルダを探しても見つからないわけだ。

これらを全部別の場所に隠すと、とりあえずHotSyncマネージャからAddress Book Palm Syncは消えた。
ただ、アドレス帳のコンジット自体なくなってしまった。

Palm Desktopごと再インストール。
HotSyncマネージャで見ると、やはりアドレスのコンジットだけ無い。
恐らく、palmsync.xpiがClieのコンジット関連のファイルを書き換えてしまい、それが残っているのかもしれない。

しかし、どこに? どうやって?
僕にわかるのはとりあえずここまで。もし何か情報をお持ちの方があれば、教えてください……。

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