仕事用のアカウントはやっぱりクライアントを分けた方がいいみたい。会社のWindows8マシンに入れて楽しいクライアントはないかと思って探してみた。
■Thunderbird
Winsows/Mac。無料。
これまでかなり長いこと使っていて別にあんまり不満のないメールクライアント。機能拡張もたくさんある。フィルタ(自動仕訳)もあるし迷惑メールフィルタも。TagBarで簡単にタグも付けられるし、ZindusでGmailの連絡先と同期もできる。
でもちょっとタイクツなのカレ。なんか「ローカルフォルダ」ってのがどうも扱いづらいし。大幅な更新は今後ないっていう噂だし。
■Postbox
Windows/Mac。ThunderbirdベースのIMAPメールクライアント。10ドル弱、試用あり。
Gmailとの統合が話題。でも画面見ただけでは全然その真価が分からないけれど、触ってみても分からない。えーとどこがすごいんだ。そんなに俺が悪いのか。
とりあえず日本語の検索してみたところ、目の前に見えているメールのSubjectに入っている単語はもちろん、本文に入っている単語でさえ見失う。
検索Indexを作成した後では快適な検索が可能らしいのでIndexさせてみたところ、Gmailに保管された15万件という膨大な量のメールを、一瞬で……はなく膨大な時間をかけて(たぶん2時間くらい?)Indexしてくれて、その頑張りに好感が持てるっていうか。 Indexした後で日本語検索してみた。がそのままでは芳しくなく、「日本語*」みたいにアスタリスク使うと一応検索ひっかかっているみたいだけど、この検索式ってどういうルールなんだ。わからん。
元々入っていたThunderbird経由でアドレス帳をインポートしてくれたので、Gmailの連絡先がだいたいインポートできて助かった。そしてGoogleの連絡先との同期には、アドオンZindus(Thunderbirdでもおなじみ)が使えるようなので、更新管理も便利そう。
添付画像を一覧する機能があったり、Facebookに投稿できる機能があったりするけれど、インターフェイス自体に目新しさはあまり感じない。シンプルな3ペインだなって感じがする。あ、レイアウトはクラシック(T型)とバーチカルと選べるけど、そういう意味じゃなくて。 9ドル払う勇気が出ない。人間賛歌は勇気の賛歌。ノミのは勇気とは言えんなぁ。
■Airmail
Macのみ。今回は、仕事で使うのがメインだからWindowsでないと困る。後で自宅のMacに入れてみようっと。
■Mailbird
ベータ版。Windowsのみ。基本無料。有料は年9ドルから。
Postboxよりだいぶこなれたインターフェイスという印象。綺麗なデザインで、手触り(というべきかわからないが)がいい。触っていてなんだか嬉しいソフト。Sparrowが何だって?
完全にGmailに専用化されていて、他のサーバーは設定できないっぽい。今回の「会社アカウントをIMAPで受けるクライアント」という条件には合わないな。うちがGoogleAppsを導入したら別かもしれないけど。 あと残念だけど、私の環境ではうまく動かずに落ちちゃうことが多かった。日本語の入力もうまくいかなかったし。Windows8だからかな。落ちると自動でエラー送信してサポートからすぐメール(ただし英語)が入って、けっこう親切だから今後に期待。
■Opera Mail
Windows/Mac。無料。
当たり前の3ペインとは明らかに違う配列の画面なのに、なぜか直感的にすいすい操作できてしまう気味の悪さがOperaらしい。
あと、のっぺらぼうみたいな設定画面で、設定いじりようがない……かと思うと画面の右上に別の設定スイッチが用意されていて設定画面がまとまってないとことか。このビミョウにとんがった感じがOperaだ、Operaの波動を感じる。Operaの怪人と呼ぶにふさわしい。
おもしろみというよりは、なんか微妙に設定が少なくてもどかしい感じを受けるOperaなんですが、ラベルがスマートフォルダ的に「設定した条件で抽出」という使い方らしいので、使い方によってはイケるかも?
……あっさりThunderbirdでいいような気がしてきた。なんてシンプルでよくできてるんだThunderbird賛歌。