→Evernote歴3年以上で2万以上ノートがある私のノートブックとタグと保存された検索の構成をすべて晒します | jMatsuzaki
という記事を読んでへー、と思ったんだけどふと我が身を振り返ってみたら、私はEvernote歴5年以上(最初のノートは2009-03-25(水))でノート数は25940ノート(今日2014-08-04(月)現在)だ。だからといって、私の使い方の方が優れている、とは思わないが。
ところで皆様、ふとココロに残って忘れられないフレーズというのが、あると思う。あると思うけど、じゃあ何だっけ、と言われたら思いつかないでしょうけども、でも、あるでしょ。「あーあるある。あるけど思いつかない」というのが、それがそういうフレーズの特長だからしょうがない。でも、ふとした表紙にココロの奥底から蘇ってくるフレーズ、あると思います。
たとえば、私の場合、「スパゲッティは世界中どこでも同じようなものだからね」という文章が、折に触れて蘇る。特にスパゲッティを注文する時に。
なんのことだかさっぱりわからないでしょうけれど、私だってよくわかっていない。なぜこんな何の変哲も無い文章がココロに残るのか。私は何かスパゲッティに致命的なトラウマでもあるのだろうか。
出典は、というと意外にもよく覚えている、これは大学1年の時のフランス語の教科書に登場した言葉だ。フランス人のピエールくんが、レストランで食事を注文する際、いち早くこう言うのである。「僕はスパゲッティにするよ。スパゲッティは世界中どこでも同じようなものだからね」
……ココロに残る理由がわからない? 私だってわからない。ただそれを聞いた時に、私は、なんだか「あ、なるほどね。たしかにそうかもね」と思ったのを覚えている。
いやしかし今にして思えば、本当に「世界中どこでも同じ」だろうか。日本のナポリタンはだいぶ、趣が違わないか? そもそもパスタを前菜でなく主として食べるのって、どのくらい世界中で一般的なんだろう?
それはともかく、この正確なフランス語が何だったか、ということが常に奥歯にひっかかるのである。大学生の頃に習ったのだから、このくらい言えてもおかしくないのだけれど、常に自信がない。Le spaghetti……La spaghetti……le meme……わからん。
ただ、ふと「なんか数年前に、思い出してEvernoteに書き留めた気がすんな」という気がしたので、検索してみることにした。
あ、あった! 2007年……て5年以上前じゃん。Evernote使い出す前じゃん。日記にしていた掲示板ログをEvernoteに放り込んでいたのであった。作成日は2011年だから、7年前の日記を3年前にevernoteに入れたのね。
フランス語の教科書が出てきた。友人が「見つかったらちょうだい」と言っていたので、送ることにする。
中をぱらっと見ると、懐かしい言葉が書いてある。
Les spaghettis sont partout pareils dans le monde entier.
「スパゲッティは世界中どこでも似たようなものだから」
という何の変哲もない文章だけれど、妙に頭に残っている。
いや、訳文の方がね。
フランス語の方は、すっかり忘れていたけれど(笑)
Les spaghettis sont partout pareils dans le monde entier.か。
ああすっきりした。
本稿の目的は「Evernoteになんでも突っ込んでおくと検索できて便利」という事例を紹介することだったんだけど、なんか「7年前の日記ログてEvernoteと関係ないじゃん」という消化不良の結果を残して終了。つまり、こまめに記録する習慣に勝てるEvernoteなどないってことで。じゃまた。
2015-11-19(木)追記
古いブログを74th.netにインポートしたらその記事が残っていた。
→スパゲッティは世界中どこでも [74thHeaven]