【概要】
- Facebookでは「リンク記事」と「画像記事」でシェアされた時の挙動が異なる
- 「リンク記事」では元投稿の本文は削除されてシェアされる。
- 「画像記事」では元投稿の本文は引用されてシェアされる。
- 「リンク記事」か「画像記事」かは、投稿欄にリンクを書き込むのが先か、画像を貼り込むのが先か、で決まる。
- 基本的には「画像記事」を使った方が、シェアされた時の伝達力はある。
以前からFacebookのタイムラインでリンク記事(URLをシェアするもの)と画像記事(写真をシェアするもの)をごっちゃにしている、もったいないシェアをちょくちょく見かけたので、図解してみることにした。
■リンク記事の場合
以下の写真はとあるリンク記事である。この記事をシェアすることを考えてみよう。
この元記事には本文(イベントのPR)と、リンクサムネイルが付いている。
シェアをしようとすると、以下の図のようになる。
自分の投稿本文の下に、投稿元へのリンクと、リンクサムネイルが表示されている。気をつけなければならないのは、「元記事の本文(イベントのPR)はシェアされていない」ということだ。
リンク記事はあくまでもリンク先(URL)をシェアするもので、それに関する元記事の本文まではシェアしてくれない。「イベントなどを紹介する本文」+「リンクURL」というような記事をシェアした場合には、紹介本文が抜け落ちることになる。だから、元記事を作る人間がリンク記事本文にいくら概要(イベントのPR)を書いても無駄になる。シェアする側の人間が、概要(イベントのPR)を手作業で引用しなければならない。
■画像記事の場合
シェアしようとする画面では、以下のようになる。
画像サムネイルと一緒に、元投稿の本文(イベントのPR)が引用されている。つまり「本文(イベントのPRなど)」+「画像」というような記事では、本文(イベントのPR)も画像も継承されてシェアされることになる。元記事本文に書いた情報が生きるので、安心して拡散させることができる。
■タイムラインでの表示
リンク記事は、タイムラインで以下のように表示される。
この表示ではリンクサムネイルが上に来て、その下にシェア投稿、元投稿と続く。このように複数の人がシェアすると、リンクサムネイルの下に表示される。運良く?元投稿が表示されてくれればここで概要(イベントのPR)が読まれるのだが、シェアした記事が増えてくると、元投稿が表示されないこともある。やはり、リンク記事の元投稿本文は読めなくなる前提でシェアした方が良さそうだ。
画像記事は、タイムラインで以下のように表示される。
シェア投稿の下に画像サムネイル、元投稿の本文(引用)と続く。これなら元投稿の本文を読んでもらえる可能性は高い。
以下は情報サイト「GIGAZINE(ギガジン)」のFacebookページからの情報。
これを見ると、GIGAZINEも自サイトへのリンクを貼るのにリンク記事を使わず、わざわざ画像記事を使っていることがわかる。
ちなみに記事は→全裸で人々が暮らしルールも通貨も存在しなかった究極のヒッピーの理想郷「テイラーキャンプ」 – GIGAZINE
■リンク記事と画像記事を分けるもの
投稿欄にURLを書き込んだ瞬間、リンク記事として自動判定される。その後に画像を貼り込んでも画像記事とは判定されない。
逆に、画像をまず貼り込むとその時点で画像記事として判定され、URLを書き込んでもリンク記事にはならない。なので、シェアされる画像記事を作りたいならまず画像をアップロードするところから、というのが鉄則。
■まとめ
- Facebookでは「リンク記事」と「画像記事」でシェアされた時の挙動が異なる
- 「リンク記事」では元投稿の本文は削除されてシェアされる。
- 「画像記事」では元投稿の本文は引用されてシェアされる。
- 「リンク記事」か「画像記事」かは、投稿欄にリンクを書き込むのが先か、画像を貼り込むのが先か、で決まる。
- 基本的には「画像記事」を使った方が、シェアされた時の伝達力はある。
2016-01-08(金)追記
最近のFacebookの更新により、リンク記事の基投稿の本文を残すチェックボックスがついた。おかげで、リンク記事の活用度が相対的に向上した。