時々動物園に行く、のは面白いと思う。それはつまり「動物園は時々行く程度で十分だ。頻繁に行くような場所じゃない」という意味でもあるし、「人は時々は動物園に行くべきだ。発見があるから」という意味でもある。
普段、本とか映像でだけ動物を見ていると、動物が持っている“リアル”や“ライヴ”を忘れてしまう。動物のスケールだとか、匂いだとか、声量だとか。
象は大きい。それは僕だって誰だって知っている。でも、象が、僕の数メートル先にいて、その灰色の巨体を揺らしながら鼻の先で塀の向こうをさぐっているのをまのあたりにするのは、まったく違う種類の知識だ。
だから、特に僕のように、文字に頼ってばかりの都会人は、たまには動物に会いに行く方がいいと思う。まぁいつもいつも行く必要はないけれど、年に1回とか、2年に1回くらいはね。
■井の頭自然文化園公式サイト – 東京ズーネット
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井の頭自然文化園（井の頭恩賜公園内）