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他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しい

他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しいことのようだ。

しばらく前、ある人が私に「●●とか××の総称は何ですか?」と聞いてきた。
私は「誰に何を説明するつもりなの?」と質問し返した。

相手によって、そして何を説明したいのかによって、使う言葉は変わる。小学生に説明するのと、老人に説明するのでは適切な表現が異なるし、あるいは言いたいことによっても、微妙に単語が違う。たとえば目の前の飲み物を表現するとしたって、「焼酎」が適切な場合もあるし「芋焼酎」まで答えなければいけない場合もあるし「アルコール」が正解の場合もある。シチュエーション抜きに「この飲み物はなんですか」と言われても、適切な回答にはならない。

しかし、結局私が3度くらい同じことを聞き返しても、期待したような回答が戻らなかった。別に悪気はないのだけれど、自分が言いたいことをあれこれ言って、私の話を聞いていない、あるいはスルーするという思考回路が身についてしまっているのだ、その人は。

結局4度目に質問した時に、やっと私の知りたい情報が戻って来て、それはやはり最初にシチュエーション抜きで私が出した回答とはまったく異なっていた。

他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しい。

 

他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しい
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