「携帯電話が鍵になる100円ロッカー」
もしやこれは話題のFelica携帯では……と思って近づいてみたら、違いました。いや、汎用性という意味では、もっとすごいかもしれない。アイデア商品。
←原宿駅のホームから階段を上って、表参道口の出口まで歩く長い通路の途中です。
電話の番号通知を利用して個人を特定し、ロックの施錠/解錠をコントロールするシステムなのです。
ユーザーは、お金を入れたら、ロッカー専用の番号に電話をかけます。すると、ロッカーにユーザーの携帯番号が表示され「この番号でよければ」云々の表示が出ます。これで、使うロッカーと、携帯電話の番号が関連づけされ、他人には開けられなくなります。
開く時も同様で、携帯電話から専用番号に電話をかけるとロックが解除されるようです。
料金の支払いは普通のコインロッカー同様、100円玉なので別にFelicaと比較するようなものではないのですが、このアイデアには感心しました。
さらに賢いことに、このコインロッカー、ブツの受け渡しにも使うことができます。というのも、施錠する携帯電話の他に、解錠用の携帯電話を登録できるからです。解錠用に相手の携帯電話の番号を入力しておけば、受取人が自分の携帯で解錠できます。これは便利。物理的な鍵の受け渡しの必要も、暗証番号などの受け渡しさえ必要がなく、自分の携帯電話さえあれば解錠できるわけですから。
してみると、離れた場所からリモートでコインロッカーを開くこともできそうです。受取人がロッカーの前で必要な操作をしつつ、施錠ユーザーが専用番号をダイヤルすれば解錠されるわけでしょう? うーん、これはすごい。便利そうだぞ。
まぁ別にロッカー使わなきゃならないような取引は別にしてないわけですが(笑) このロッカー、どこまで広がっているんでしょうね? JR東日本の他の駅にもあるんでしょうか? 今度よく見ておこうと思います。