mixi経由でお邪魔した「障子の穴」というblogに、「職業を想像させるカバン」という題の記事が載っていた。
http://plaza.rakuten.co.jp/ana19740844/diary/200503180001/
触発されて考えてみたんだけど、やっぱりライターを想起させる鞄というのは難しいなぁ。なんせ、ライターの武器というと、基本的にただの事務用品かOA機器である。私の場合で言うと、ノートPC、筆記具(付箋やノート含む)、カッターやのり、クリップなどの文具、そして資料と校正紙。終わり。これでは特徴的な装備になりえない。
私が今、ライターとしてもっとも愛用している鞄は、「WAX BY A.M.O.U」というロゴの入った巨大なディバッグである。友人が、私のむちゃくちゃな要求に応えて見つけてきてくれたものだ。私の出した希望とは、これである。
「B4の用紙が折りたたまずに入るディバッグ」
B4の用紙だけならドキュメントケースでいいんだろうけど、私は不精者なので、両手を空けておきたい。ライターの荷物を何もかも、B4の校正紙まで含めて全部はいるディバッグが欲しかったのだ。
無茶な要求だが、びっくりすることに友人はそれを見つけてきてくれた。やや無骨なデザインだがそれなりにお洒落だし、容量についてはピカイチである。仕事の時にはこいつをかついででかける。たいていのものは入る。仕事の資料をわんさか受け取っても大丈夫。時にはPS2をこの鞄に押し込んで運ぶこともある。何でも呑み込む気っ風の良さが魅力である。素晴らしい。
ポケットが少ないところが玉にキズだが、財布を入れるポケットはちゃんとあるし、最近はNOMADICのSIZE-CASEを入れてインナーバッグとして小物を分けている。
ただ、悔しいことに、どう想像力をたくましくしてみても「ライターらしい」という出で立ちにはならない。せいぜい「都会派クライマー」とかその程度のものだ。
もしかしたら、何も持たずに、デジカメと筆記具だけをポーチに入れて軽々と颯爽と街を往く方が、いわゆる「ライターらしい」イメージなのかもしれない。そんなライター、見たことないけど、いるのかしら。