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Androidアプリ「CamScanner」の台形補正が人を幸せにする

 技術が人を幸せにするということは、夢や幻ではなく、本当にあった嬉しい話である。嘘だと思うなら、私の書いたこんな日記を見てみるがいい。
→15秒/科学は人を幸せにする: [Mo-lg]

技術は人を幸せにする。そしてまた1つ、Androidアプリ「CamScanner」が私を幸せにしてくれる。
CamScanner スキャンPDF作成 – Android マーケットのアプリ

うちの会社のホワイトボードは高級品で、書いた後でボタンを押すとスキャナが板面をひとなめし、付属のプリンタが書かれた内容を印刷してくれる。だが結構昔に買ったものなのか、一回ごとに時間がかかる割に不鮮明だったりする。

その点、今はデジカメ時代であるよ。Androidにアプリ「CamScannder」をインストールしておいて、板面を撮影すれば、その内容をたちどころに画像化してくれる。

  1. アプリ起動
  2. カメラ起動
  3. ホワイトボードを撮影して範囲指定。OKボタン。
  4. 待つこと30秒。画像処理が終わる。
  5. メールで自分のPCなりなんなりへ転送。

これのいいところは、斜めから撮影しても驚異の台形補正機能が働くところだ。
撮影すると、撮影した画像が表示され、そこに台形の枠が登場する。自動的にホワイトボードの範囲を認識して、台形が設定されている。微調整したければ指で台形の頂点を動かすことが出来るので、ホワイトボードの範囲を指定する。
OKボタンを押すと画像処理が始まり、台形の頂点を移動して長方形に修正してくれる。短い辺は伸ばし、斜めの図形は変形して、長方形になっていく様子はダイナミックでいつ見ても楽しい。
終わったら、メールで会社のアドレスに送るとか、Evernoteに直接入れちゃうとか、好きに転送できるのは、Androidならでは。

カメラの性能がしょせんケータイレベルなので、気をつけて撮らないと色調がちょっと変になってしまうときがあるけれども、ホワイトボードのスキャナ×プリンタで出る印刷物よりは視認性が高い。会議資料の保存には重宝する。これはデジカメには搭載出来ない機能だけに、Androidソフトに是非がんばって欲しいところだ。

画像処理の技術が発達すると、これまでになかったような活用方法も見えてくるわけで、ワクワクする。


キャプチャーボード C-12WI

プラスの新製品には、プロジェクタで資料をホワイトボードに投影した後、ホワイトボード上の資料にホワイトボードペンで書き込みし、さらにプロジェクタ内蔵のデジカメがその資料と書き込みを撮影して新たな画像として保管する、というものがあるそうだ。
→プラス株式会社ステーショナリーカンパニー ビジョン事業本部 : キャプチャーボード C-12シリーズ

2015-12-08(火)追記

今の私はiPhoneなので、当然iPhoneアプリ版を使用している。でも、Evernoteも台形補正に対応したので、そちらを使うことが多くなったかな。

2019-06-07追記

そしてOfficeLensが長らく定番だったが、またEvernoteに戻ってきた。名刺とかの情報処理が素晴らしいため。

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