人のDoit.im見て我がRTM直せ

最近webで見かけた「Doit.im」というタスク管理サービスを登録してみた。
Doit.im | Online Time and Task Management System, Always Online, Always With You!


なぜこのサービスに興味を持ったかというと(タスク管理サービスといえば何だってどれだって興味を持つじゃないか、というツッコミはさておき)、このサービスにはAndroid用のクライアントソフトがあるから。ケータイから軽快に利用できるサービスを求めているのであるよ。HT-03Aが既に時代遅れの感があるとしてもだよ?
しかもWindows用のクライアントソフトもあって、オフラインでも意外と便利かもしれない。
使ってみるとこれがなかなかよろしい。というのは、マウス主体の操作系になっていて、さくさくと処理ができる。あとデザインもよくできていて、使っていて気持ちいい。ちょっとつっかえる部分もあるけど、これはなかなか期待できる。
機能としてはオーソドックスで、「期日」「Project」「Context」でタスクを整理していく。そのほかに「タグ」があって、絞り込みができる。
で、ふと自分のこれまで使ってきたRemember The Milkを振り返ってみたんだけども。こんなにオーソドックスな仕組みが、RTMに実現できないわけはない。そもそも万人に人気の定番アイテムRTMがやや使いにくいというのは、自分の使い方の問題じゃなかんべぇか。
というわけで、RTMをごっそり見直してみた。
まず「リスト」を全部削除。ざっくり削除。リストの中のタスクは全部「受信箱」に戻されるので、情報が失われる心配はなし。
それからDoit.imと同等の構成をできるように考える。
RTMには「Project」や「Context」の概念がないので(場所の概念はあるけれど、contextとしては使えない)、それらはタグで実現することにする。これまでもぼんやりとProjectやContextを表現するタグは使っていたんだけれど、より明確にタグを分類して、Prjで始まるタグと@で始まるタグをそれぞれProject、Contextと分けた。
次に、リストをあまり作らず、タグを検索するスマートリストを使うことにした。Projectごとに一つ、そしてコンテクストごとに一つ。マウス操作はできないけれど、少なくともDoit.imと同等の分類はできる。
ついでにgoogle chromeに「a bit better RTM」を導入して、RTMのページが見やすく表示されるようにした。
で、最後にいくつかリストを作って、受信箱から振り分けた。リストは1つにして全部タグとスマートフォルダで管理する、ということもできそうだったけれど、まとまって同じグループのタスクがある場合はリストを作る、ということにしておいた。例を挙げると「ToBuy(買い物リスト)」「ToBook(購入書籍)」など。それからすぐに着手しないものは「someday」、恒常的に続ける必要のあるものは「Always」へ入れることにした。どれにも属さないタスクは「NextAction」へ。一応、「受信箱は空にする」というGTD的なルールに従うことにした。
タスクを全部受信箱からリストに移すのが一番時間がかかったけれど、いくつか不要になっていたタスクを削ったり、タグをつけたりとメンテナンスもできたし。
これで、RTMの使い勝手をDoit.imに近づけることができたと思う。
結局のところ、マウス操作とかそういうインターフェイスの部分はともかく、タグをうまく活用すれば、Doit.imと同等の構造を持たせることは難しくない。ただ、RTMの場合は、それを自分で設計しないといけない。Doit.imの場合は、最初からよくできた構造を提供してくれているので、誰でもすぐに使いやすい。そういう意味では、Doit.imの方がとっつきやすいと感じた。
あとの部分は好みの問題だと思う。うーん、さて私はどっちを使うんだろうか。RTMの方が多数派だから、いろんなサービスとの連携などやりやすいというメリットがある。マウス操作はDoit.imの方がいいんだけど、タグ操作がマウスでは不完全というもどかしい面もあり。
やっぱRTMかな……。

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