「PARACUP(パラカップ)」というマラソン大会があって、私は2006年にボランティアスタッフとして参加して以来、何かと縁がある。この記事では、パラカップを楽しむための30の方法をご紹介したい。
01. パラカップがなぜ「世界の子どもたちに贈るRUN」なのかを知る
パラカップは、世界中の子供たちを支援するための大会、という位置づけになっている。収益は、共催団体などを通じ、世界の子供たちのために役立てられる。
PARACUP~世界の子どもたちに贈るRUNは、世界の子どもたちを支援することを目的に開催されるチャリティーマラソン大会です。
一般社団法人PARACUPと複数の NPO・NGO団体との共催によって、企画運営されており、大会の収益は各団体を通じて世界の子どもたちに届けています。
–via PARACUP(パラカップ)2015 ~世界の子どもたちに贈るRUN~ / PARACUPとは?
そもそも、なんでこんなことになったんだろう。私は2006年大会からしか見ていないので、最初のそもそもがどういうきっかけだったのか、それはわからない。最初の2005年大会は、パラサイヨというボランティア団体からスタートしている。2006年当時の主要なメンバーが、「大きなマラソン大会に育てたい」「子どもたちのために役立つ大会にしたい」という二つの野望を持っていたことは、私も覚えている。
02. 練習会に参加する
パラカップでは、折に触れてランナーが参加する練習会を実施している。練習会の情報は公式ブログなどで入手できる。夜の都内を走る練習会など、面白い企画もある。
03. パラカップ参加コースのバリエーションを知る
- ハーフマラソン(3.5H) 一般 / 中高生 / 小学生
- ハーフマラソン(2H) 一般 / 中高生 / 小学生
- 10km 一般 / 中高生 / 小学生
- 3km一般 / 中高生 / 小学生
- 親子RUN 午前の部/午後の部 (400m) 小学生以下とその同伴者各1名
- キッズRUN 午前の部 / 午後の部 (1km) 小学生以下
- ボランティア
幅広い。というか、3kmなんて短いのがいつの間にできたんだろうか。そのくらいならわしでも完走できそう。
今回私は娘と親子RUN400mに参加する予定。
というかハーフマラソン走る小学生って実在するんだ……。
04. パラカップのコースを知る
2015年のコースはまだ発表になっていない。
→PARACUP(パラカップ)2015 ~世界の子どもたちに贈るRUN~ / コースマップ
例年は、古市場陸上競技場からスタートし、古市場陸上競技場に戻るのが基本。途中、多摩川にかかるいくつかの橋を通過し、折り返す。橋を数えたり、特徴的な立木も目印になる。
05. パラカップメイン会場の配置を知る
メイン会場はスタートとゴールがあるほか、イベントステージ、さまざまなブース(テント)がある。ちょっとしたお祭り気分だ。
06. 伝説的な第一回大会「パラサイヨカップ2005」の情報を探す
2005年の第一回大会は、主催団体だったパラサイヨの名前をとって「パラサイヨカップ」と呼ばれていたはず。現在では「PARACUP」が正式名称となっている。
→PARACUP / パラカップ – 【10回大会~第1回目2005年編~】 PARACUPは今年で10回目を迎えます。…
→タイムラインの写真 – PARASAIYO(パラサイヨ:フィリピンの子どもたちの未来を支える団体)
07. 朝早起きしてボランティアスタッフの準備を見物する
メイン会場のほか、ガス橋などいくつかの給水拠点を中心にボランティアスタッフが集結し、準備を開始する。早起きして見物すると、意気込みが見られる。
08. ハイタッチをして応援する
パラカップの特色の一つが「ランナーとハイタッチをして応援する」ことだ。コツはランナーが手を伸ばせば届く辺りに手を出しておいて、相手がハイタッチをするのに任せること。少し低めの位置の方がランナーはラクかもしれない。
09. ニックネームを叫んで応援する
パラカップのもう一つの特色が「ランナーのゼッケンに書かれたニックネームを呼んで応援する」。字が小さいとなかなか読めないので、ランナーの皆様には大きな字をお願いしたい。知らない人に呼ばれるためのニックネームなので、知らないランナーこそニックネームを呼んで応援しよう。
10. 仮装ランナーと一緒に写真を撮ってもらう
仮装ランナーはよく見かける。なぜよりによってその仮装を?と思うランナーもいるが(笑)本部で走り終わった後など、写真を一緒に撮ってもらうのも楽しい。
11. PARACUP仙台について知る
パラカップは多摩川で行う大会の他に、秋の仙台大会も開催している。
→PARACUP SENDAI 2014 リレーマラソン at 仙台空港
こちらはタスキをつないで走るリレーマラソンだ。震災復興支援を主な目的としており、収益は被災地の子供たちの学業支援、スポーツ支援のために役立てられる。
12. FacebookでParacupだよ!全員集合withParasaiyoにいいね!する
共催団体パラサイヨがボランティアスタッフ向けに情報を提供しているページが「Paracupだよ!全員集合withParasaiyo」だ(身内の宣伝)
→Paracupだよ!全員集合 with Parasaiyo
13. パラカップの完走者メダルを作っているフィリピンの養育施設について知る
→Christian Mission Service Philippines(公式web)
→Christian Mission Service Philippines(Facebook)
例年、パラカップの完走者メダルを手作りしているのは、パラサイヨの支援先であるCMSP。フィリピンの養育施設で、さまざまな理由から家族と生活できない子供たちを育成している。
14. パラカップの共催団体について知る
パラカップ公式ページに共催団体が紹介されている。
→PARACUP(パラカップ)2015 ~世界の子どもたちに贈るRUN~ / 共催団体紹介
団体によって支援先も異なっているが、基本的には「世界の子どもたち」を支援するという団体が集まっている。大会の収益は各団体の大会への貢献に応じて分配され、支援に役立てられる。
15. なぜボランティアスタッフをするのに1,000円かかるのか、理解する
ボランティアなのに1,000円かかる、というとたいていはびっくりすると思う。公式ブログには詳細な説明がある。
→PARACUPボランティアスタッフについて~参加費について~|PARACUPのブログ
パラサイヨでも、一部、イベントスタッフも参加費用を払っているものがある。私も最初、ボランティアでさらに金を払う、という概念にびっくりした。しかしながら、これも慣れちゃうというか、結局はコンセプトというかポリシーの問題なのだ。私は、イベントスタッフとして参加することが楽しく、また学ぶことも多いので、参加費用を払うのだと思っている。人によっては、チャリティだから、という理由で納得している人もいる。公式の説明はそれはそれで一つの解だが、私はそんな理解をしている。
16. 鹿島田商店街から続くのぼりで世界中の「ありがとう」を体感する
2013年、2014年では、鹿島田商店街の協力(というか承認?)により、道路両脇にのぼりが立った。世界各国の言葉で「ありがとう」と書かれている。フィリピンのタガログ語では「Salamat(サラマット)」。
17. メイン会場のステージで行われる応援イベントを楽しむ
チアリーディングの演技やトークイベントが見られる。また、順位確定後には上位入賞者の発表などもある。
18. メイン会場のブースで、チャリティな食べ物を食べる
7.寄付制出店ブース
PARACUPの飲食やリラクゼーションのメニューはすべて寄付制。ゴール後に我慢できずに飲むビールも、疲れた体をほぐすマッサージも、あなたの気持ちが子どもたちに寄付されます。思いきり食べて飲んでリラックスしたら、世界の子どもたちに思いを馳せよう。
–via PARACUP(パラカップ)2015 ~世界の子どもたちに贈るRUN~ / PARACUPを楽しむ10のこと
19. メイン会場のブースで、共催団体のブースを眺めて回る
メイン会場には、共催団体がブースを出して、自分たちの活動をお知らせしている。年によってはスタンプラリーなどブースを回るコンテンツがある場合も。各ブースとも工夫をこらして来てくれる人をお迎えしているので、それを眺めて歩くのもいい。
20. 多摩川の風景を楽しむ
大会が開催される4月初旬は、ハイキングにももってこいの時期。会場の多摩川には草花も多い。風光明媚な多摩川流域を楽しめるのもパラカップの楽しみの一つ。ただちょっとほこりっぽいので、マスクを用意していってもいいかもしれない。
21. メイン会場のパネル前で記念撮影する
2013年大会から、メイン会場には大きなパネルが用意されている。この前で集合写真とか獲ると実にそれっぽい感じになるのでおすすめ。
22. パラカップに参加する子供たちの頑張りに心癒される
パラカップにはランナー、ボランティアともに大勢の子供たちが参加している。子供たちの働きが海の向こうの子供たちに届くのだと思うと胸熱。応援に来ている子供たちも元気でよろしい。
23. 丸子橋からメイン会場まで歩いて応援してみる
新丸子の駅から降りて少し歩くと丸子橋に出ることができる。ここからメイン会場までは十分歩ける距離。ランナーたちとすれ違いながら歩いてみると、ランナーと同じ目線で応援することができる。
24. ズラッと並んだ完走者メダルを見て圧倒される
メイン会場のゴール付近には完走者メダルがずらっと並ぶ。紐が絡まったりしないように丁寧に梱包され、フィリピンから空輸されてきたメダルは、メイン会場で子どもたちによって完走者の首にかけられる。
→初公開!PARACUP2015の首飾り|PARACUPのブログ
→フィリピンで首飾りを作成中|PARACUPのブログ
25. 地球にハイタッチする
2014年には「地球にハイタッチ」というブースがあり、手形を押すことで世界とのつながりを体感できるコンテンツとなっていた。今年もあるかな?
26. 親子で参加する
「親子RUN」は子供が走り、親が伴走するコース。400m。小さな子供でも楽しく参加できる。あと運動不足の私でも。
27. 晴れるよう祈る
ものすごく大勢の人が祈っているにもかかわらず、降る時は降る。
28. 来年の自分に手紙を書く
メイン会場では来年の自分に手紙を書く「未来レター」を毎年開催している。忘れた頃に自分からのハガキが届く、というわけで、未来の自分のために心のこもったメッセージを書くいい機会。
29. ボランティアスタッフの打ち上げに参加する
だいたい毎年、ボランティアスタッフは集まって打ち上げを行っている。武蔵小杉でやることが多い。パラカップのスタッフたちの打ち上げも同じ会場で行っている場合が多く、大会完了の熱気でめちゃめちゃ盛り上がっている。大会を支えている人たちの気持ちに触れることができる。
30. 公式サイト、Facebookなどで共有される写真、動画を見る
→PARACUP(パラカップ)2015 ~世界の子どもたちに贈るRUN~ / 映像でわかるPARACUP
2015-02-09(月)追記
コメントでもらったものを追記。
31. 拠点毎の一体感を肌で感じる!
パラサイヨを紹介団体に選ぶことで、パラサイヨのメンバーと一緒に拠点に配属される。一日仲間と一緒にランナーを応援する一体感を味わうことができる。(身内の宣伝)
32. キロ表示の子ども達の笑顔に癒される!
パラカップでは、ランナー向けの距離表示に支援先の子供たちの顔写真を採用している。自分の走りが意味を持つ、そういう体験ができるのはパラカップならでは。
33. メッセージバナナに元気をもらう!
給水所などでランナーに渡されるバナナには、少しでも元気を出してもらうためのメッセージが書かれている。ランナーじゃない私はこれを読むのが大好き。
参考URL
◆PARACUP(パラカップ)2015 ~世界の子どもたちに贈るRUN~ / ホーム
大会公式ページ。チャリティーランニング大会。
◆PARACUPのブログ
大会公式ブログ。練習会などの情報がある。
◆Paracupだよ!全員集合 with Parasaiyo
パラカップの母体となったボランティア団体パラサイヨによる、ボランティアスタッフ向けページ。2005年大会以来継続してパラカップの大会を支えている。
◆PARACUP ボランティアスタッフのイイコト
◇その① 「ランナーと間近で交流・応援できる!!」
◇その② 「たくさんの『ありがとう』がもらえる!!」
◇その③ 「ランナー経験者も、マラソン大会を新たな側面から見ることができる!」
◇その④ 「色々な人に会える!」
公式ブログではこんな記事も。→ボランティアスタッフで出会い、そして…|PARACUPのブログ
◇その⑤ 「スタッフとしてのやりがい・チームワークを体感できる!」
◆パラカップに関連する3件のまとめ – Togetterまとめ
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ブログに紹介して頂きました!「#PARACUP (パラカップ)30 〜パラカップを楽しむ30通りのやり方」
http://t.co/oO5GB8jZam 丁寧で温かい視線で書かれたガイド。参加する方・検討中の方、ぜひお読みください! http://t.co/F0tthU8c7R
RT @PARACUP: ブログに紹介して頂きました!「#PARACUP (パラカップ)30 〜パラカップを楽しむ30通りのやり方」
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