世の中のことは、100%迷信で説明できる(それとも口癖)

私には、いくつか持ちネタというほどでもないんだけど、お気に入りの口癖のようなものがある。「軽口」と言ったらいいかしら。カミさんは100 種類はくだらないと言っている。「同じことばかり言っている」と……。

その一部は、アニメやゲーム、ドラマのセリフからとってきたものだったりする。

焦げてるくらいがちょーどいいんですよ」というのはお気に入りのアニメ映画『オネアミスの翼 ~王立宇宙軍』の中に登場するセリフで、森本レオ演じる主人公が、ヒロインに媚びる場面で口にする。ヒロインがお茶菓子をテーブルに出しながら「ごめんなさい、焦がしてしまって」と言うと「いやー、焦げてるくらいがね、ちょーどいいんですよ」とお愛想を言う。その軽いノリが面白くて、以後何かあるごとに「○○くらいがね、ちょーどいいんですよ」と言うようになった。

誰かが謝った瞬間に間髪入れずこのセリフを言えば、ちょっとしたフォローになるし、何が来たって使える汎用性がある。

「ごめんなさい、遅刻してしまって」
「いやー待ち合わせは遅刻するくらいがね、ちょーどいいんですよ

「悪い! 借りたハンカチ、汚しちゃった」
「いや、ハンカチは汚れてるくらいがね、ちょーどいいんですよ

あるいは、何か軽く叱られたりした時に、正面切って無視する時にも使える。

「そのTシャツ、もうヨレヨレだから着ないで」
「いやーヨレヨレなくらいがね、ちょーどいいんですよ

この表現の汎用性、おわかりいただけるかと思う。非常に便利だ。単発でもそこそこ和む(時に反発を受ける)が、続けて使うとよりいっそう効果的で「やれやれ、また言ってるよ」という雰囲気を醸し出すことができる。


 

もう一つ、私が最近よく使うのは「それは迷信だよ」という言葉で、相手が何を言おうとも、この言葉で打ち消すという「アンチマジックシェル」な使い方が可能。事実上、この言葉に対抗できるものはない。無敵である。

「ビタミンは体にいいんだよ」
「そりゃ迷信だよ」

「富士山は日本一高い山なんだ」
「…迷信だな」

相手が正論であればあるほど可笑しいのがイイ。

世の中のことは、100%迷信で説明できる。それはたしかだ。科学で説明できることなんて、限られたもんだ。

世の中のことは、100%迷信で説明できる(それとも口癖)

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