愛を試してはならない。試されると人は屈してしまうから。

愛を試してはならない。試されると人は屈してしまうから。
――英文科のH教授
大学の英文科の授業中に英国人のH教授が言った言葉で、たぶん彼のオリジナルだと思うが、確証はない。


学生時代、英文科に所属していた僕は、H教授の戯曲の授業を受講した。授業は最初シェイクスピアから入ったと思うが、後半、別の戯曲も扱った。たしかエリザベス朝の復讐劇で、タイトルは『White Devil』だったような気がする。条件からしてこれに間違いないが、こんな話だったっけ?
白い悪魔 – Wikipedia
この中で、主人公(たぶん上記サイトのフランシスコ)が変装して母親を試すシーンがある。母親をそそのかし、妹を売り飛ばすよう誘いを持ちかけて、もし母親が貞淑・誠実ならば断るだろう、と考える。結果はどうかというと、母親は誘惑に乗ってしまい、妹を売り飛ばすことに決めてしまう! 主人公は一人になると、母親の不実を嘆くのである。お前がそそのかしたんだろうが、と言いたくもなるところ。
そのシーンを読んだ後で、教授が言ったのが上のセリフだ。英語で言うと非常にすっきりした言い回しで、イメージがすんなり頭に残る表現なのだが、英語の正確な文言を忘れてしまった。日本語だと、どうもうまくこのイメージを表現できない。たしか
Do not try the love. Because, if you try somebody, he or she, will collapse.
というような感じだったと思うのだが。
愛を試してはならない。試されると人はホントに屈してしまう。だからこそ、試してはいけないのだ。
大学で私が学んだ、数少ないことの一つ。

愛を試してはならない。試されると人は屈してしまうから。

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