『ノーボーイズ・ノークライ』

ノーボーイズ、ノークライ

映画の最初に配給会社とかのロゴが出るでしょ。その時にサウンドロゴとか何にも入ってないってのも、心配になるね。なんせほら、うちのテレビ接続そろそろ怪しいからさぁ。なんかまた配線切れたかと思って。
作中で表示されるタイトルは『The Boat ～no boys, no cry～』で、どうも『The Boat』という方がメインになっているみたい。『The Boat』でも『ノーボーイズノークライ』でも、イマイチタイトルの意味はわかりにくい。
ヤバイ仕事に手を染めて裏の世界で生きてきたヒョング（ハ・ジョンウ）と亨（妻夫木聡）。ある日、すまきにされた少女を運ぶ仕事を任された時、亨はヒョングを騙して少女を助け、組織への裏切りにヒョングを巻き込んでいく。
ヒョングがいきなりボートで女に襲われるとことか、必要なシーンかなぁ。伏線なんだか伏線じゃないんだかわかりにくい伏線……。
裏の組織で生きるにしてはお人好しで憎めないヒョングが、亨のペースに巻き込まれていく様子がそこはかとなくユーモラス。
ヒョングの「もしも子供のうち一人置いていくならどれにする？」という質問と、その答えがよかった。置いていかれた人間にはわかりにくいことだよね。
二人に生まれた奇妙な友情が、優しい二人の男の残酷な運命を決めていく。