レオニダスはチョコ屋さん、フランス風に気取った言い方をするならショコラティエだ。
昔、友人が「もがみくんは甘いものが好きでしょ」と言って連れてきてくれたのが、この飯田橋のレオニダスだった。実のところ、僕は“甘いもの好き”ってほどではないけれど、彼女の意見を棄却したくはなかったので、言われるままここまでやって来て、チョコを食べて、美味しかった。そして実際以上に、ちょっと大げさなくらいに、「美味しい美味しい」と言って食べた。結局、彼女とはなんだかんだで会わなくなってしまったけれど、甘酸っぱい思い出だ。
実はあれ以来、一度もレオニダスに入ったことがない。ほら、言った通りでしょ。“甘いもの好き”ってほどじゃないんだよ、僕は。
→レオニダス | ベルギーで最も親しまれている伝統のチョコレート
追記。
「レオニダス」という名前はこのチョコレート会社の創業者の名前だそうなんだけど、より一般的にはペルシャ戦争におけるギリシア側の英雄レオニダスを指すことが多い。
スパルタ王レオニダスは、ペルシャの大軍を食い止めるため、少ない兵を用いて出陣。奮戦の末、ペルシャ軍を足止めし、自身は戦死、スパルタ軍も全滅。しかしレオニダスが時間を稼いだおかげでアテナイ(アテネ)は海戦に持ち込む準備を整えることができ、その後の海戦でペルシャ軍を圧倒したと言われている。
このショコラティエもそれをふまえて、看板にレオニダスの肖像を用いているとのこと。
レオニダス
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