『キャベツ畑でつかまえて―実録・日本テレワーク物語』野田昌宏

昨今、不祥事が流行しているらしい。けっこう名のある会社が不祥事を起こし、世間の避難にさらされ、場合によっては経営の危機に直面してしまうというヤツだ。これまで「企業」というものが巨大で抗いがたい存在だったのが、揺らいでいるんじゃないかと思う。いろいろな意味でね。

ところで、企業というのを外から見ているだけだと人には見えないので、きつく当たってしまいがちだ。企業というのは非人間的な存在に見えるが、実際には血肉を備えた人間の集まりであるし、中ではたくさんの善良な人たちが汗水たらして頑張っている。ふとしたはずみで企業の中の義理とか人情とかいうのに触れてしまうと、なかなか割り切って批判することができない。
雪印乳業はそのずさんな生産管理で大批判にさらされたが、うちの亡父は生前、雪印乳業の社員だった。そのため、僕としてはなかなか雪印に批判的になれない。まぁ子供の頃からすり込まれているんで、仕方がない。あるいは某ネット企業の社長が逮捕された時にも、その会社に縁の浅からぬ知人がいたため、あまり批判的な気分にはなれなかった。むしろ、やや同情的になってしまう。

過日の納豆ねつ造事件(って書くと不正確な表現だな)で大変物議を醸している制作会社、日本テレワークですけども。日本SFに多大な貢献をし、「野田元帥」の名で知られる野田昌宏氏が中心的な役割を果たしてきた会社なんだよね。どうも絶版らしいけど、これ読むと、なんとな~く日本テレワークが愛おしいこの気持ち、わかっていただけるはずなんだけどな。

『キャベツ畑でつかまえて―実録・日本テレワーク物語』

ちなみに「実録」ってありますけど、これ、大法螺だからね、絶対。……たぶん。
あのガチャピンが、ガチャピンが……。

野田昌宏 – Wikipedia

『キャベツ畑でつかまえて―実録・日本テレワーク物語』野田昌宏

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