PocketWiFiの「おためしキャンペーン」

docomo/Buffaloのモバイルルータ購入を思案していた。
新宿のヨドバシカメラでiPod touchと同時購入したら値引きがないかと思って調べてみたが、docomoのモバイルルータに関してはそれはないらしい。
その代わり、EMobileのPocketWiFiで面白いキャンペーンを見つけた。「おためしキャンペーン」として9月20日(月)までにブツを返却すると何もかも0円にして「なかったことにしてくれる」キャンペーン中。9月20日(月)までの通信料金までもなかったことにしてくれるそうだ。つまり自宅でEM回線が使えるかどうか、といったことも確認できるし、損はない。らしい。というかむしろ、9月20日まで通信料が0になると思えば、得になる。


というわけで、試しにやってみる事にした。EMobileよりは機能的にdocomoモバイルルータの方にひかれるのだけれど、とりあえずスペック上の通信速度などは同じはずなので、自宅の機器でネットにつないだ時にどのくらい体感速度が落ちるのか、確認にはなるはず。
しばらく使ってみての感想を箇条書きにすると、
・基本的にはUSBミニ端子Bの給電。付属ACアダプタの場合には充電しながら3G網への接続が可能だが、通常(PCやeneloopモバイルブースターなど)のUSB給電の場合、3G網に接続していると充電できない。つまり充電するか、3G接続するか、どちらかしかできない(スイッチ等で切り替え)。そのため、外出中は「電源が切れるまで使い、切れたら充電」というサイクルになり、電池駆動限界(スペック上約4時間)ごとに通信を切らざるを得ない。長時間使う上ではもどかしい。webで見かけた情報によると(やや裏技的だが)電源供給するUSBケーブルに特殊なものを選べばACアダプタ同様に給電しつつ接続が可能、らしい。
・マニュアルモードでは、スイッチによって3G網との接続/切断、無線LANの接続/切断が可能。オートモードで使うとどうも消耗するような気がするので、マニュアルモードで細かく切り替えて使う方が個人的には性に合う。
・接続機器は5つまで。docomoのモバイルルータは6つまで。
・自宅のブロードバンド回線(集合住宅光ケーブル)と切り替えてみたが、メールやネット程度の利用では、それほど大きな使用感の違いはなかった。2台同時のPC接続でも、そう大きなストレスはなかった。あくまでも主観的な話だけれどね。
・外出して半日程度で電源が切れる。一日ずっと使い続けるには足りないが、移動時など使わない時はモバイルブースターで充電し、使う時だけONにする使い方なら、たぶん一日使っても大丈夫そう。ただしあくまでも新品での話なので、充電池がヘタってきたらどうなるか、はっきりとはわからない。
・使っているケータイがHT-03Aなので、無線LANでPocketWiFiにつないでみた。これによってHT-03Aのパケット代をPocketWiFiに集約する事ができれば、パケホーダイの従量金額を下げられるかもしれない。ただ、電池切れなどの関係で、常に完全にPocketWiFiだけにパケットを集約することは難しい(どうしてもHT-03Aから接続する事態は発生する)。どの程度パケット消費を節約できるかは、一ヶ月以上待たないと結果が出せないので、何とも言えない。
・PCとPocketWiFiを接続状態にして、ブラウザで「192.168.1.1」に接続すると、設定画面に入ることができる。なお3G網→PocketWiFi→無線LANルータ(WARPSTAR)→PCという順番で接続したところ、無線LANルータのweb設定画面(192.168.0.1)に入れなくなった。これはうちのLAN設定が悪いのか、何なのか分からない。
・都内では普通に接続が可能で、電車の中も含め、つながりにくくて困るといったシチュエーションは特になかった。
全体的な感想としては、十分実用に足りるし、鞄の中に放り込んでおけば接続できるのは便利だし、良いものだと感じた。複数のWiFi機器を持ち歩くなら、選択肢の一つとして悪くない。

PocketWiFiの「おためしキャンペーン」