Nozbe猛追 / Toodledoからの移行検討

ふとメールで届いたNozbeのお知らせメール――12月はアップグレードが割引になります――を眺めて、ほったらかしていたNozbeを久しぶりにいじってみたら、猛烈にアップグレードしたくなっている自分に気づいた……何が起きたかというと、つまり、NozbeがEvernoteともGoogleカレンダーとも高い親和性を持っている、という事実に気づいちゃったわけで。
これはEvernoteでタスクを管理していた身としては、頭をがつんとやられた感じ。


Evernoteでタスクを管理するメリットとして、「資料性が高い」ということがある。仕事のタスクなどでは特に、タスクと一緒にその経過を残しておきたい。「相手からの回答はこうだった」「原因はこんなことだった」といった情報を残しておくことで、後で「あの案件、どうなってる?」と訊かれた時に「あれはこう対処しました」「あれはここで終わってます」という過去の経緯の確認ができる。書いては消しちゃうタスクリストではそういう蓄積はしづらいけれど、Evernoteなら蓄積しやすい。
NozbeではEvernoteの編集はできないけれど、少なくとも関連のメモを見ることはできるわけで、タスクの検討はしやすいだろうという気がする。
Googleカレンダーとの親和性もToodledoより高い。Toodledoがフィードベースで「更新に時間がかかる」「Toodledo→Googleカレンダーの一方通行で、Googleカレンダーからの変更はできない」のに対し、Nozbeは認証ベースで「ほぼ即時更新」「双方向で、Googleカレンダー側の変更がNozbeにも反映される」という、圧倒的なユーザビリティの違いがある。
Googleカレンダーは、スケジュール専用サービスだけあって、閲覧性/見やすさだとか、スケジュール変更のインターフェイス(マウスで簡単操作)といったメリットがある。これを自在に使ってNozbeのタスクをスケジューリングできるということになると、Toodledoには分が悪い。だって、Googleカレンダーで作った予定もNozbeに反映されるんだぜ! これは便利。
(少なくともwebで調べた私の印象では)時間集計がToodledoの売りの一つと言われているようだけれど、Nozbeも時間集計ができる。しかも所用時間の入力もマウス操作でできるので、インターフェイスとしても優れている印象(ただし5分刻みになってしまう限界とトレードオフ)。キーボードで操作するショートカットについては、ToodledoでもNozbeでも調べていないのでなんとも言えないので、もしかしたらキーボード派だと違った意見があるのかも。
時間についてNozbeの欠点を挙げるなら、「新規アクション登録時には日付しか指定できない(一度日付指定して確定してから時間を入力する)」という意味不明なもたつき。あとフィルタが貧弱なので、Toodledoのように「複合条件でタスクを選び出して時間を集計する」といった器用なマネはできない。
でも個人的には、合計時間の集計はそれほど強く意識していないので、Googleカレンダー上で空き時間に落とし込めればいいか、という気がしている。
なんでこれまでNozbeを軽視していたかというと、Freeアカウントでできることが少なすぎるから。基本的にwebにお金をかけない方針でいたので、ProjectやContextの数6つという制限は致命的だった。でも先日から有料アカウントを最小限必要な投資として視野に入れるようになったので、改めて考えてみるとNozbeの潜在力はかなり高いという判断に。ただ、最近webサービスにあれこれ突っ込んでいるので、ちょっと合計金額を確認しないと……(汗)
もしNozbeのアカウントをProアカウントにするとしたら、この後やるべきことは、EvernoteのタグとNozbeのProject/Contextとの整合。Nozbeは「プロジェクト単位でアクションを管理する」という思想が端的にデザインされているので、それに合わせて調整が必要そう。これまで私は基本的に単体アクションで管理してタグで関連づけする、という程度にしか考えていなかったので、全体をProject単位に再設計しないといけない。
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