MacBookPro Mid 2012のキートップが外れたので最新2018に替えた

MacBookPro Mid 2012の不調

Mid 2012をずっと使っている。

最近、Nのキーの調子が悪くなった。叩いているうちにペコッと言って外れるようになった。その都度、指で押し込んでなんとか打ち続けるのだけれど、だんだんNを打つ時に気を遣うようになってきた。

これはよろしくない。気づかないうちにどんどん効率が落ちていくパターンだ。効率が悪いことに身体が慣れてしまう。よろしくない。

というわけで、軽い気持ちでGenius Barの予約を取った。なあに、すぐ直って戻ってくるさ、というような、軽い気持ちで。

[PH]

職場から近いこともあり、表参道のAppleStoreに決めた。会社に行く日ではないが、定期券が使える。

うっかり家を出るのが遅れ、予約から15分遅れてGeniusBarに到着した。もちろん、予約はキャンセル扱いにはなっていたけれど、割とすぐ対応してくれた。

キーボードを軽く触ってみるなり、店員さんは言った。「ああー、膨張してますね」

えっ? と思ったら、たしかにキーボードを打つ時にがたつきがある。そういえば半年か1年か、けっこう前から妙にガタつくな、とは思っていた。しかし、見た感じあまり異常がわからなかったので「アルミ筐体も長く使ってると歪むのかな」という程度に考えていた。これバッテリー膨張なのか。

以前、Amazonで間違えて出力の弱いACアダプタを買ってしまったのを強引に使い続けていたのがやはり悪影響だったのだろうか。それとも純正のACアダプタでも結局寿命なのか。よくわからない。

店員さんはNのキートップをちょっとひっくり返してみて「んー、ここの白い部分が折れちゃうと、上部全取っ替えになっちゃうんですよ」と難しい顔をした。どこの白い部分かはよくわからなかったが、思ったよりも症状が悪いことはわかった。

「お預かりして、修理してみます。バッテリー交換だけなら2万円くらいなんですが、こちらの上部カバー取っ替えになると……ま、バッテリーで出してみましょう。それでもしお見積もり金額に変更があったらご連絡するようにします」

そう言ってiPadに修理条件を登録していく。価格表を示しながら、彼女はぼそっと言った。「こっちになっちゃうかもしんないんですよね……」 5万円を超える金額が書かれていた。

「バッテリー膨張ってやっぱり過充電が原因ですか?」と尋ねると「そうですね、いろいろありますけれど、過充電はやっぱり大きな原因になります。ACアダプタ付けっぱなしで使ったりしますでしょ」とのこと。そうか、ACアダプタ付けっぱなしってバッテリーに負荷かかるのか……今後は適度にバッテリー消耗させながら使うかな。

それにしても、2万円かー、思ったよりも高くつくな、と思った。もともと、今年あたりには寿命が来る可能性を考慮して、買い替えも検討してはいた。2万円を超えるようなら、本格的に買い替えなければ。

3日ほど経って、Appleからメールがあり、修理サイトへのリンクをクリックすると「57,240円で修理を継続する」か「修理を中止する」かの選択肢が現れた。うへえ、やっぱこうなるのか。

当然、修理を中止。

はー、困ったな、と思った。あまり余裕はないが、しかしなんとか買い換えの予算はある。あるけれど、2,018年内にMacBookProのラインナップが更新されるという噂がちらほらある。ここで焦って買い替えて、新機種が出て歯がみするというのは、あまりよくない流れだ。

最長であと六か月弱、Nのキーを我慢して打てば、新機種に買い替えられるかもしれない。そんな風に思っていた。

我々はAppleに監視されている

MacBookPro Mid 2012の修理を中止したのが7月11日夜。我慢して半年間、Nキーを打つ覚悟を決めた。

その翌日、まったく突然に、MacBookProのラインナップが更新された。しかも私が購入する予定だった、13インチのTouchBar付きモデルも含まれている。逆にTouchBarなしモデルは更新されなかった。

……私はどうやらAppleに監視されているらしい。そしてAppleは私に買えと言っているのだ。

私は買った。

MacBookPro 13インチ 2018 TouchBar付きモデル。TouchBar自体は別に必要を感じないけれど、TouchBar付きモデルはUSB-Cが4口、TouchBarなしモデルはUSB-Cが2口なので、拡張性がだいぶ違う。仕方ない。

Mid 2012からすると、基本性能からして格段に上がっているはずなので、あまりオプションを積み上げたくはない。というかそんな予算はない。でも、どうしても、メモリだけは16GBにスペックアップしておきたかった。これはMid 2012からの悲願だ。Mid 2012はメモリ8GBが上限だったのだ。

実際、今のMacでメモリの量がどれほどパフォーマンスに影響するのか確信はない。でも私はヘビーユーザーでAdobeのアプリを2つ同時に使うようなこともたまにあるし、それに何より、若い頃にたたき込まれた「メモリは借金してでも積め」というMacユーザー魂が、私の中には生き続けているのだ。

そんなわけで、修理を諦めてから24時間。私の指は26万円の出費を覚悟して購入を確定した。また6年くらいは頑張って欲しい。

周辺機器も買い替えないといけない。

購入時に「USB-CのHDMIアダプタ」みたいなものもAppleからオススメされた。たしかに、現状使えている周辺機器があらかた使えなくなる。最低でもUSB-CからUSB-Aに変換するものは必要だし、HDMIへの出力もしたい。

Amazonの「USBハブ」カテゴリで「usb type c hdmi Mac」辺りを検索すると、いろいろ出て来た。本体にだいぶ予算を使ってしまったので、あまりここにお金をかけられないな……。



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MacBookPro本体の横に直付にするタイプのハブもあるけど、どうなんだろう……1口ふさがっちゃうと思うんだけど。それでも直付したい漢のロマンなのかな。

MacBookPro Mid 2012のキートップが外れたので最新2018に替えた

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