某資格に受かったらカミさんがご褒美をくれるというので、挑戦してみることにした。まぁ受からなくても、勉強したこと自体は無駄にならないしな。
問題集やテキストを見ながら考える。カミさんは「もがみさんならひょっとして受かるんじゃない」と呆れたことを言っているが、大勢の人が2年くらいみっちりやって落ちる試験をなんと心得るか。いくら私が実務経験でカバーするといっても、いろいろな分析手法まで網羅しているわけではないし、けっこう真面目にやっても難しいぞこれ。
というわけで、20年前に受験戦争を勝ち抜いた(といっても一浪だから一勝一敗だが)私が、資格試験の勉強方法を考えてみた。老いてますます健在というところを見せてくれよう。
勉強のコツ
私の嫌いな言葉はジョセフ・ジョースターに倣って一番は努力で二番目は頑張るだ。もちろん、勉強とか自学自習とかも嫌いで、宿題以外の勉強はほとんどしなかった。だからこそ、勉強というのは、いくつかコツがある。
- モチベーション大事
- 手を動かす大事
- 二次利用大事
モチベーションが大事と言えばあたりまえのようだが、プロのモチベーションはレベルが違う。毎日スキマ時間を見つけてやりたい、とか四六時中そのことを考えている、というくらいのレベルを維持できてこそのモチベーションである。生活そのものを目的に合致させなければいけない。
手を動かすのが大事、というのは手を動かすと覚えるからだ。人間の脳は、感覚と記憶を結びつけることで記憶を強化できるようになっている。だから目で見て、口で朗読し、耳で聞き、手を動かすことで記憶を強化する。
二次利用が大事というのは、勉強を勉強に二次利用することで、効率を高める考え方だ。たとえば、英語で世界史を勉強するとか。こういった二次利用ができれば、勉強の効率を高めることができる。
ツールを作る
問題集を長めながらいろいろ考えた結果、自分で勉強ツールを作るのが一番よさそうだ、という結論に達した。
自分で資格の勉強ツールを作る。
- 覚えるべき項目をIllustratorで暗記カードとして印刷できるようにする。
- その暗記カードを適当な名刺ケースにでも入れて持ち歩く。
- 暗記カードをjpgに出力して、iPhoneで持ち歩く。「a million moments」というアプリでランダムに表示させる。
こんだけやれば、とりあえずスキマ時間を使って暗記カードを眺めることができる。自分で精魂込めて作った暗記カードなら見るだろう。というか見るように作るのだ。楽しい暗記カードにしよう。
さて、合格できたかどうかは、また別の話だ。