『Le noel magique ~ クリスマスの魔法 ~ サンタとピエロの物語』

全画面キャプチャ 20121002 10409.jpg

今年2012年の1月からチャリティサークル「パラサイヨ」にまた顔を出している。2008年の途中で活動休止して以来、3年ぶりになるかしら。
まだ休会で、そして思うところあって休会のままでいるつもりなので、完全復帰にはならないが、MTGには顔を出し、写真が撮れれば写真を撮り、している。みんなからは「今年はすごいね」とか「何があったの」とか「イイネ」とか言われている。まぁ陰でなんて言われているかは知らないが……。

そんな観察者・傍観者であり続ける私が、今年のパラサイヨのVIP、じゃなかったMPV、でもねー、MVPを選ぶとすれば、それは彼女であろう。
かりそめに彼女をMNと呼ぶことにしよう――いや、MINにしよう。Most Imaginary Numberの略である。意味はない。

年初から「ほほーMINはすごいな」と思っていた。今年、組織を一番前に進めている人物はまぎれもなくMINである。私の見たところ、保守的になりすぎた組織がゆっくりと死んでいくところを救っているのが彼女だ。

MINは芸術家に必要なあの奔放さと想像力によって、これまでなかった提案をいくつか行い、実現させた。パラサイヨのメンバーはどの一人をとっても働き者だと思うが、MINのように、組織の不備を認知し、明確なビジョンを持ってそれを補強する人物は、今のパラサイヨでは貴重といえる。

幾多の舞台イベントの経験者でもあるMINは、Parasaiyo Festival 2012についても、その想像力・構築力を発揮していた。MINが腕組みして天をにらんでいる時、あるいは両手で頭を抱えて「待って、誰も私に話しかけないで静かにして」オーラを発している時、彼女の脳内ではフルスペックの動画レンダリング技術によって会場の雰囲気が再生されている。MINはそれを「見る」。そして我々に伝えてくれる。「それはうまくない」「それならいいと思う」etc、etc。

Parasaiyo Festival 2012のコンテンツを決めるにあたって、断固・納得感と起爆力を要求したのもMINだった。MINは「納得するまでアイデアを出すしかないね」というようなことを言った。「いいアイデアなら、何の迷いも議論もなく『それだ!』ってなるはずだよ。それが出るまで話し合う」
MINの主張は採用され、そして我々は何度か『それだ!』を経て、今年のパラサイヨフェスティバルを構築しつつある。彼女がいなかったら、我々は惰性で作った舞台をぼんやりと演じていたかもしれない。そんなことになったらMINは烈火のように反撃したことであろう。「それはうまくない!」と。

そのMINが、自分自身の舞台を作っている。大まじめに作っている。(あにはからんや、彼女はいつも大まじめらしいのだ)
それがパラサイヨフェスティバルの1週間後に控えた、『Le noel magique ~ クリスマスの魔法 ~ サンタとピエロの物語』だ。
Le noel magique(Facebook)
ホーム – lenoelmagique ページ!

『Le noel magique』は、ダンスを中心に、大道芸パフォーマンス、バルーンアート、イラスト、歌、朗読をコラボレーションしてお届けする、自主製作の舞台公演です。
ひとつのオリジナルストーリーの絵本を元に、ダンサー、パフォーマー、バルーンアーティスト、歌手、朗読家たちが、舞台上で独自の世界観を表現します。
『Le noel magique』 … クリスマスの魔法。
ぜひ、今年のクリスマスは、素敵な魔法にかかりに来てください。

20120819MinaDance.jpgこの公演のチラシが刷り上がった日、我々は飲み屋でMINから猛烈なプレゼンを受けた。MINがいかにこの舞台に一世一代の大勝負を賭けているか、よくわかった。

ちょっと話がそれるんだけど、MINがパラサイヨでスライドプレゼンをする時いつも、可笑しいな、と思うのが、全身を使ったプレゼンのスタイルなんだよな…。「ほい!」とか「さっ」とか言いながら全身でスライドを指し示すプレゼンの仕方が、いかにも舞台人だなーって感じがして個性が出ている。

長くなったけど、そういう彼女が、やる舞台なので、私としても、少々応援したい。

会場が北とぴあで、うちから近いのもいい。(手前味噌) 12/15(土)

皆さん、一緒に行きませんか。マチネにするかソワレにするかまだ決めてないんだけどさー。
チケット – lenoelmagique ページ!

たぶん、つまんない舞台にはならないと思うんだ。

だってそうなる前にMINが「それはつまらない!」と言うからさ。

『Le noel magique ~ クリスマスの魔法 ~ サンタとピエロの物語』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です