ジャカルタ・ゲート

フライトは12時にNRTを出発し、夕方に到着する便だった。なんだかんだで、ジャカルタの街に到着したのが19時くらいか。一休みして、夕食のとれる場所を探そうとホテルを出て歩き出したのが20時くらいだったと思う。

 

初めてのジャカルタの街で遭遇して印象的だったのが、ゲートの存在だった。大通り沿いにはずっと塀があり、商店や民家に近づけない。ところどころ、1ブロックごとくらいに門が開いていて、警備員が若干名詰めている。そこを通ってやっと近づくことができる。

後で現地の人に「あれは犯罪者対策なのか」と訊いたら、「そうそう、テロリストだよ。彼らは爆弾を使うから」との答えだった。
ジャカルタがマニラと並んで治安が悪いという評判も、あながちゆえのないことではなさそう。

ついでにジャカルタで安全なところはあるかしら、と訊いたら「ジャカルタ中どこへ行っても安全なところはないよ……特に中華系と日系の人たちにはね。お金を持ってると思われてるから」とのこと。

歩道橋も何の気なしに渡ったけれど、両端から挟まれて襲われるケースもあるそうで、なかなか物騒だ。我々は3人だったから、まぁ大丈夫とは思うけれど。

あちこち旅をした経験か、街の様子を見ると、なんとなく治安のレベルというのが想像できるようになった。ジャマイカでは、商店の店員と客が金網で隔てられていてものものしかったし、マニラではタクシーに乗る前にタクシーのIDを控え、ケータイで撮影して家人に「これからこのタクシーに乗る」と連絡したりする。
ジャカルタでは、そういう金網は見かけないし、タクシーも普通に乗り降りしているみたい。個人レベルの犯罪では若干マニラ、ジャマイカの方が危険ということか。

一方で、久しぶりに遮断機のない踏切に遭遇した。車の進行方向(日本と同じ左側通行)には遮断機があるけれど、逆に歩いていると線路に飛び込んでしまう。カンカン鳴る警報器も日本と勝手が違うので、私が気づいて止めなかったら同僚はそのまま線路に入ってしまうところだった。
日本の都市部ではもうだいぶ、遮断機のない踏切は少ないはず。

どうやら夜が早いらしいジャカルタでは、歩き回っても結局食事をするいい店を見つけられず、ホテルの前の中華料理屋に戻って食べた。外国人ばかりのこの店の価格は、たぶん地元の人からすると目ん玉飛び出るほどの価格だろう。後日取引先の人に連れて行ってもらった「高級店」で倍の人数で腹一杯食べた時でさえ、この中華料理で払ったほどの金額はしなかった。

我々はまだ、ジャカルタの門をくぐったばかりだ。

ジャカルタ・ゲート

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