送ったメールに返信してもらったらiPadに吸われてメールボックスに受信しなかったでござるを防ぐの巻

私はメールでの連絡を、基本的にGmailに限定している。ドコモ最初の(そして日本最初の!)Android端末HT-03にした4年前から、キャリアメールは一切使用していない。おかげでMNPし放題なわけであるが、MNPしたことはなく頑なにdocomoの契約を保持している忠誠心に何か報いてくれいいのに、docomo。

閑話休題。
iPhoneを使っている人とのやりとりで、不思議な現象が発生することがある。
1)Gmailからメール送る(端末はAndroidだったり、PCだったり、iPadだったり)
2)返信が来ない。
3)まさか……と思ってiPad「メッセージ」開く(あるいはMacの「メッセージ」開く)
4)届いている!相手からの返信が届いている!
5)Gmailを見ても届いてない。つまりどこか、あるいは何かのタイミングで、メールのやり取りがメッセージに吸い取られているのだ。おかげでケータイに届かない。

誰が?(Appleが)一体、何のために?(自社サービスを売り込みたい一心で)。

犯人も動機もまったく不明だが、若い頃から電子機器に慣れ親しんだ私は無駄な議論はしない主義だ。軍曹から「いいか、モンキーども、端末を身体に合わせるんじゃねぇ! 身体を端末に合わせるんだ!」という教育を叩き込まれているのである。犯人が誰であれAppleIDを鍵に私のメールを横取りしているのは明らかなのだ。私はAppleIDを、滅多に使わないicloud.comアドレスに変更し、それきりこの問題を忘れてしまった。

いや、いや、どっこいそうは問屋が卸さない。うちの社長にも同じ問題が発生したのだ。社長は外見に似合わず「モンキーども」式のリテラシーを学んでいないのである。

もちろん、私はサラリーマンらしく、無駄な議論はしない主義だ。たちどころにSoftBankのサポートに猛烈な電話攻勢をかけ、たちどころに問題解決の方法を聞き出した。
サポセンのおじさんは慇懃に、解決のための秘蹟を授けた。

iPad を開く。
設定>メッセージ>iMessageをオフにする。

「これだけ?」
そう、たったのこれだけ。

「送信側受信側双方ともiMessageがオンになっている」「受信側がAppleIDにメールアドレスを登録している」二つの条件が満たされた時、見よ、偉大なるAppleのサーバーはその忠実なるしもべiOSに命じ、メールをiMessageの福音に誘い賜う。メールはiMessageのサーバーを経由してiOSとMacOSに遍く行き渡り、もう二度とインターネットメールなどという罪深い世界に戻ることはない。魂の真の意味での救済がそこにある。

この問題を解決して以来、折に触れてiMessageの存在意義について考えるのだが、未だ確たる決着をみない。iMessageが便利なシチュエーションなんて、あるのかなぁ……。

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