他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しいことのようだ。
しばらく前、ある人が私に「●●とか××の総称は何ですか?」と聞いてきた。
私は「誰に何を説明するつもりなの?」と質問し返した。
相手によって、そして何を説明したいのかによって、使う言葉は変わる。小学生に説明するのと、老人に説明するのでは適切な表現が異なるし、あるいは言いたいことによっても、微妙に単語が違う。たとえば目の前の飲み物を表現するとしたって、「焼酎」が適切な場合もあるし「芋焼酎」まで答えなければいけない場合もあるし「アルコール」が正解の場合もある。シチュエーション抜きに「この飲み物はなんですか」と言われても、適切な回答にはならない。
しかし、結局私が3度くらい同じことを聞き返しても、期待したような回答が戻らなかった。別に悪気はないのだけれど、自分が言いたいことをあれこれ言って、私の話を聞いていない、あるいはスルーするという思考回路が身についてしまっているのだ、その人は。
結局4度目に質問した時に、やっと私の知りたい情報が戻って来て、それはやはり最初にシチュエーション抜きで私が出した回答とはまったく異なっていた。
他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しい。
他人の話を正しく聞き取って、それに正しく答えるというのは、シンプルなことのようだが、ある種の人々にとってはとても難しい
それは、まさしくうちのこどもです。
うちのこども、聞いている事に対して答えてない。質問の肝とはズレた答えが返って来る。ザ・トンチンカン。
質問の意図を読み取って適切に答える事ができなきゃ、テストの点もとれないし、何より他人とのコミュニケーションが成り立たない。
そんなモノ社会に出て役に立ちゃしないんですから、もー頭痛いですよ。
どうしたもんでしょうねえ。
とりあえず、たくさん本読め!とは言っているのですが。(誕生日的には読書家になってもおかしくないはずなのに・・・)
どーやって是正したらいいもんですかねー?
というか逆に自分はどうやって身についたんでしょう?(汗)
相手の言うことを聞かずに自分のことを喋るという政治家気質なので、もしかしたら我々よりも大物なのかもしれませんが。