僕がゲームの攻略本を作っていると言うと、「どんなゲームが好きなんですか」とよく訊かれる。僕のゲーム嗜好は、傾向で言うとアクションゲームが多いが、一番ハマるのはパズルゲームだ。その傾倒っぷりは病気のレベルに達している。その代表的な例と言えるのが『パネルでポン』だ。
◆Solitairescope:『パネルでポン』(任天堂)
http://blog.livedoor.jp/solitaire74/archives/6469635.html
これは会社員時代に知ったゲームで、他の編集部員とよく仕事そっちのけで遊んだものだった。
先日、知人が僕に『グンペイりば~す』を貸してくれた。過去にワンダースワンで発売されたソフトのDS版新作だが、付加価値として音楽機能が充実しており……どーでもいいんだ、そんなのは。グンペイは『パネルでポン』と同じ、横井軍平氏の流れをくむパズルゲームで、中毒性がひどく高い。それだけで、十分だ。仕事の合間にちょっと手を伸ばした途端、そのまま1時間くらいは持ってかれてしまいそうなこの麻薬的な魅力。そのあまりの魅力ゆえに、却って封印されなければならない宿命を持つ、危険なゲーム。
とはいえ、パズルゲーム好きじゃない人にとっては、さっぱり意味のわからんゲームなんだけどね。
最初、さらっと説明書を見ただけでは気づかなかったんだけど、あまりに難易度が高くて歯が立たないので、よくよく説明書を読んでみた。DS版は、タッチペンで遊ぶのが前提になっている。ペンで画面上のパネルを移動させることができる。これは非常に直感的で、十字ボタン操作よりもよほど早い。これを使いこなせるようになれば、かなりのスピードで連鎖を組めるようになる。DSの機能を活かした、素晴らしい進化だと思う。そのうち、Wiiコントローラーでテトリスとか、パネポンとか、グンペイが遊べるようになるんだろうかね。
音楽機能? 触ってもいないよ、そんなの。