『モーツァルトとクジラ』

世間によくある「不器用な恋の物語」を、さらに10倍不器用にした感じの恋の物語。ぶつかり合いながらひかれ合う、二人の恋を暖かく描く。自閉症(アスペルガー症候群)の二人が主人公だが闘病ドラマではなく、あくまでも恋愛に徹しているおかげで、シンプルで爽やかな作品に仕上がっている。好感を残す作品。カップルで見るのにオススメ。

モーツァルトとクジラ OFFICIAL SITE
02/10(土)~銀座シネスイッチにて公開。

以下ネタバレ。


主人公は自閉症(アスペルガー症候群)の青年ドナルド。自分に自信を持てずにいる彼を変えたのは、やはりアスペルガー症候群を抱え、奔放で思ったことを何でも口にしてしまう女性イザベル。二人の恋は順調にいく時もあれば、散々なケンカに発展してしまう時もある。それでいて二人はお互いを求め、歩み寄っていく。

主人公の二人は病気のせいもあって本当に不器用だ。ちょっとしたことが、自閉症の相手を傷つけてしまう。喜ばせようとしてかえって怒らせてしまったり困らせてしまったり。何せ普段の生活からして普通の人以上にトラブルが多いのだ。恋愛についてもさまざまなトラブルが二人を襲う。
でも、映画を見ていると、彼らの苦労を他人事のようには思えない。自閉症を抱えていようといまいと、どうせ僕らはみんな不器用な生き物なんだ。恋をすれば、不器用に相手を困らせたり怒らせたり、トラブルに見舞われることには変わりない。だからこそ、ドナルドとイザベルの不器用さに対しても共感を覚えるんだと思う。

さわやかに終わって、すっきりとした後味を残す佳作。

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モーツァルトとクジラ – シネマトゥデイ
◆モーツァルトとクジラ (土屋晴乃のシネマグラス)

『モーツァルトとクジラ』

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