アクションカムAS15をウェストマウントする

先日、「 ソロ・サバイバルのためのAS15 on NEX」という記事の中で、ソニーのミラーレスデジカメNEX-5NHDR-AS15を上乗せするというイカレポンチな記事を書いたんだけども、その数日後、「 GoProの意外な活用法、写真も動画もSNSもしちゃう取材セット : ギズモード・ジャパン」という記事に遭遇してのけぞった。目的とするところは大差ないやんけ。同じようなことを考えるイカr……イカした人はいるもんである。

違いはといえば、あちらはフルサイズのデジタル一眼を使っており、そして汎用アクセサリーシューマウントを使っている、ということだ。
NEXには ソニーの独自規格(またか)であるらしい、スマートアクセサリーターミナルが装備されており、通常のアクセサリーシューマウントができない。市販のアダプタで汎用シューにしてから、さらにシューマウントする……というアダプタ2段重ねになる。ソニーらしい。とはいえこれならタムロンのレンズには干渉しないわけで、今度試してみてもいいかも。でもソロサバイバルマウントはたしかに強引だけど、分離も簡単、というメリットはある。素早く外して卓上に残し、撮影ポイントを分けるマゼラトップ撮影もできるのだ。

先日、dancyu祭りat築地(本願寺)に行く際、新たな境地(スキルレベル)に達した私は、HDR-AS15のウェストマウントを試してみることにした。前述のソロ・サバイバルマウント同様、HDR-AS15の教科書にはないマウント方式である。

使用するのは、「SONY スケルトンフレーム AKA-SF1」と「SONY ユニバーサルヘッドマウントキット BLT-UHM1」である。特にスケルトンフレームはソニーアクションカムのマウント自由度を非常に高めるので、ソニーのアクションカムをお持ちの方は是非所持することをオススメする。自由自在だ。
ユニバーサルヘッドマウントキットの方も出来が良い。アクションカム発売当初のヘッドマウントキットは方向に自由度がなく、用途が非常に限定されていたが、ユニバーサルヘッドマウントは2軸でマウント方向を自在に変えられるため、非常に使いやすくなった。今回ウェストマウントに使用するのも、この2軸の調節が有効だからだ。

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ソニー『ユニバーサルヘッドマウントキットBLT-UHM1』
ユニバーサルヘッドマウントのベルトがウェストを通るほど細身の人であれば何の問題もないのだが、残念ながらこのベルト、ゴムで伸縮はするものの、ウェストに通るほど長くはない。幸いなことにマウント部とベルトは簡単に取り外しができるようになっているので、外して別のベルトに付けてやることができる。とはいえあまり厚みのあるベルトは挟めない。私はズボンのベルトループに咬ませることに成功した。若干緩くて傾くが、そこは2軸調整でどうにかなる。

身体の真横にすると上着に隠れて撮れないため、身体の右前方にセットした。カメラの方向に合わせて三脚ネジを締めようとしたのだが、少し上方向にカメラを向けようとすると、スケルトンフレームの土台部とユニバーサルヘッドマウントが干渉し、きれいに方向を合わせられないことがわかった。むむむ。何かで角を削ればいけそうだが……

しばらくひねくり回した挙げ句、ユニバーサルヘッドマウントとスケルトンフレームを丸ごと上下裏返して解決した。これなら少し上(つまり通常で言う下方向)に向ける感じになり、干渉しないで済む。

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果たせるかな、撮影してみた結果は比較的良好だった。むろん傾いでいる場面や、視界がふさがっている場面は多い……が、見られないというほどでもないし、記録用としては十分だ。本当にちゃんとした絵をおさえたい場合には、右手できちんと角度を支えてやれば、ちゃんとした絵も撮れないことはない。
ヘッドマウントのように、相手にぎょっとされることもない。操作が非常にしやすいというのも快適さに拍車を掛けた。ヘッドマウントでは稼働中かどうか判断しづらく、リモコンに頼らざるを得ない。ウェストマウントでは、稼働中かどうか、バッテリーの状況など液晶を見て的確に判断できる。

夏場、上着がない状態でなら、身体の真横にマウントすることもできる。その場合は難しいセッティングを考えなくても大丈夫そうだ。

カミさんがおもしろがって撮影した写真が、マウント状態をよく伝えているので無断拝借しておく。(右一番下の写真)

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↑カミさん撮影

 

 

アクションカムAS15をウェストマウントする

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