貴様に見せてやろう……21世紀のデジタル写真転送術をッ!

今年、うちの会社では(というか社長室の方針として)「社員の成果や、喜ぶ姿を残そう」という観点から、積極的に社内の撮影をしていくことになった。その場合に、私のカメラを使って撮ってもいいのだけれど、NEX-5ではちと大きすぎて気軽に持ち歩くというわけにいかないし、DSC-H3もその点あまり大きさ変わらないし力不足の感は否めない。

というわけで、上司に「21世紀の写真管理術をご覧に入れる」と大風呂敷を打って、予算申請したのであった。

新宿のヨドバシカメラにて、デジタルカメラ購入。私が当代で最もコストパフォーマンスに優れると信じる、ソニーDSC-TX10マットでかっこいいブラックをお願いします。

  • 5m防水・防塵
  • 広角25mm相当(かなり画角広い)
  • レンズバリア付(電源スイッチを押す必要がない)
  • 起動早い(そして起動中にシャッター押しっぱなしにすれば最速でシャッター切れる)
  • SDカード利用可能(Eye-Fi対応)

ここまで揃ったデジカメは他にない、と信じる。予算を削りまくるつもりなら中古でTX7という選択肢もあるんだけど、そこはまぁ、気持ちよく新品で行ってみようジャマイカ。
予備バッテリーを購入。これはあった方がいざという時にいい。高速充電器は諦める。これ買うと予算が上に行きすぎる。欲しいけど。

そして“21世紀”のキモである、Eye-Fi mobile 8GB無線通信機能付SDカード。撮影された画像を無線で自動転送するすごいヤツ。
→Eye-Fi(アイファイ)カード – あなたのカメラをワイヤレスに

これらとPicasaの組み合わせで21世紀の写真共有システムをご覧に入れよう…という試み。果たして如何。

会社に持って行って充電を終えた後、まずはTX10起動。やはり起動早い。これはいいよ。いいよー。
同僚がのぞき込んで「なんかすごい奥行き感」と評する。しばらく気づかなかったけれど、アレだ。広角25mmが効いているんだ!

Eye-fi mobileをカードリーダーごとパソコンに突っ込んでソフトのインストール。その後無線LANに接続……と思ったら、これが失敗だった。
うちの会社は、静的IPを取り入れているのである。つまり、IPアドレスの割り振られていない、「DHCP自動選択」なものはネットワークに入れないEye-Fiは、会社の無線LANに接続できない

これはめげた。曲げた鼻がむげにもげるほどめげた。一部だけDHCP自動選択にするなんつー高度な設定はわしにはでけん。

しょうがないのでテザリングケータイhtc EVO WiMAXに接続して自分を慰める。テザリングケータイも静的IPアドレスの割り振りができない仲間はずれ。仲間はずれ同士で仲良くしようぜ。社内の写真がいつでもアップロードできる環境にしたかったのにな……。

とはいえ、撮影したものは即座にテザリングケータイ経由でアップロードされ、Picasaの限定公開アルバムになる。そして限定公開アルバム共通の入口URLは共有できる仕様になっているので、このアドレスを社内に公開すれば、社内の誰でも、このデジカメで撮った写真にアクセスできる。「長辺1600px(というか2000px以下)の画像は容量無制限」が、PicasaアカウントでGoogle+登録した場合の規定だから、どんなに撮影してもこの共有があふれることはない。てゆーか先にパソコンの方があふれるわ。

見よ! 社内での撮影なら3分以内で共有可能。21世紀写真システムがここに極まれり。IPアドレスさえできていたら……いやそれは言うまい。


ところで、最速でカメラを取り出せるデジカメケースってのをいつも考えているんだけど、どう思う?

拳銃のホルスタータイプが一番早いんだろうか、やっぱり? となると腰だめ? それとも脇の下? やっぱ社内でホルスターにデジカメ入れてる男って異常だろうか(異常です)

スパイベルトでも異常だろうか(異常です)

先っぽだけ外せるネックストラップの方が、フツーっぽいし、いいかなぁ? ねえ、どう思う?(異常です)

貴様に見せてやろう……21世紀のデジタル写真転送術をッ!

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