フェビアン『ワンス・アポン・ア・ボーイ』

 これまた2000円だったので、心の隙間に入り込まれてつい。
まぁ7曲と少な目だから安いのかな。

 フェビアンというか、古賀森男氏は、時々、曲に生活感を混ぜようとして、ちぐはぐな感じになっちゃうことが多い。「ハックルベリー・ストーリー」とか、何か絵画的というか、文学的というか、そういう方面の歌の方が出来がいいと思う。そういう意味で彼の才能は“まだ完成されてない”のかもしれない。過去には生活感アリの名曲「デジャ・ヴ」とかあるので、そういう方面でも安定していい作品を提供できるようになれば、もう少し安心して聞けるようになるかと思う。「Umbrella」はそうした名曲を彷彿とさせるいい歌詞だ。

フェビアン『ワンス・アポン・ア・ボーイ』

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