「EXPO GUIDE」と「ICAA(INTERNATIONAL CREDIT ASSESSMENT AGENCY)」について


「EXPO GUIDE」という名前の、架空請求めいた詐欺会社がある。一応メキシコが拠点であるらしい。(おそらく無関係の、同名の日本語サイトがあるようだが、もし知らずにサイト名をつけてしまったのならご愁傷様。名前の変更をお勧めしたい)。リンクを張らないのは、リンクを張ることでGoogleの評価が上がってしまうからである。

「EXPO GUIDE」の名前でググると、あちこちで被害が拡散しているのがわかる。

「Fair Guide」および「EXPO GUIDE」からの英文での広告案内に関するご注意|ET2014(Embedded Technology 2014)組込み総合技術展
JPCA(一般社団法人日本電子回路工業会)公式サイト
【EXPO GUIDE社からの企業情報掲載案内に関するご注意】FOOMA JAPAN 2010|社団法人 日本食品機械工業会主催
こいつらは、展示会の出展者を狙って、さも展示会の必要書類であるかのように装い、書類を送りつける。しかしそのフォームに書き込んで戻すと、あら不思議、請求書が届くという仕組みである。米粒のように細かい文字で、高額の注文書であることがうたってあるというわけだ。これはてきめんひっかかる。しかもサインをしてしまった引け目もある。

一定期間を経過すると、さらにやっかいなことに、ICAA(INTERNATIONAL CREDIT ASSESSMENT AGENCY)という債権回収代行業者を名乗る連中から電話がかかってくる。ああめんどくさい。

日本語のサイトを検索している限りでは、なかなかこれといった情報がない。メキシコ大使館に連絡するとか、国際弁護士に連絡するだとか、考えただけでも気の重くなる作業である。

じゃあ英語のサイトはどうか、と思って検索して探り当てたのがこちら。

ICAA Ltd Cyprus: If you’ve received a demand from these people.. | UK online reputation management

なんとも心強い。一言で言うと「相手にするな」という話である。

冷静に考えれば、このICAAからのメールもうさんくさい。「今なら1500ドルにまけておいてやる」というのが、却ってうさんくさいのだ。もし本当にお金を取れる契約なら、減額する必要などない。減額をほのめかしてくるのは、全額は取れない自信のなさの裏返しである。

メールの主で、電話をかけてくるHelenなる人物は「NorthEnglandの生まれ」だそうだ。英会話の練習には、いいかもしれないな……。

なお本エントリは何の安全をも保証するものではなく、上述のサイトが真実であるという保証もない。しかしながら、まぁ、あまり疑心暗鬼になる必要も感じないな。記事の日付は2010年で、2012年の今日に至るまで、コメントには「支払いしない」の列が並び、一つとして「支払っておけばよかった」は存在しないようだ。2010年11月2日のコメントで、webサイトの主Sam Deeks氏はこう述べている。

For the last two years, I’ve been waiting for even a single satisfied Expo Guide ‘customer’ to come here and say they don’t think Expo Guide is a scam. It hasn’t happened, of course. I’ve also been waiting to hear from anyone who has been taken to any court anywhere for non-payment of an Expo Guide demand. That also hasn’t happened.

この2年というもの、私はEXPO GUIDEに満足している「顧客」の一人でもここ(このサイト)に現れて、EXPO GUIDEは詐欺ではないと思う、と告げるのではないかと待っていた。当然、そんなことは起こらなかった。また、誰かEXPO GUIDEの支払い要求を無視したためにどこかの法廷に呼び出されたという話でも出てくるのではないかと待ってもみた。これもまた、起こらなかった。

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